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【東京・渋谷開催】Material Meetup TOKYO vol.20「未利用資源とはなにかを考える」
FabCafe Tokyo

2024-10-09

【東京・渋谷開催】Material Meetup TOKYO vol.20「未利用資源とはなにかを考える」

「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー・職人・クリエイターが集まるミートアップ

情報元:ピーティックス ( Peatix )

「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー・職人・クリエイターが集まるミートアップ「Material Meetup TOKYO 」。第20回は「未利用資源とはなにかを考える」というテーマでお送りします。ゲストには須藤麻里さん(カルビー株式会社)、鈴木 亮介さん(株式会社博展)、清水レイコさん(株式会社スタジオオーア)をお迎えし、未利用資源との向き合い方・その活用の取り組みについて、来場される皆さんと、対話・議論/展示/ピッチセッションを行うイベントを開催します。

Material Meetup TOKYOとは
Material Meetup TOKYOは、「素材」をテーマにものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。

新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人
… そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を、MTRL というプラットフォームを舞台に継続的に開催しています。

「未利用資源とはなにかを考える」
vol.20のテーマは、「未利用資源とはなにかを考える」。

「未利用資源」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
形が悪く捨てられる農作物、サイズが合わなくなった衣類、使われていない空き家など、異なるスケールで、多様な資源が頭に浮かぶかもしれません。

近年では「地球資源の枯渇」「資源採取による環境破壊」など資源にまつわる様々な問題も世界的に注視されている状況の中で、今一度、私たちの身の回りにある資源のまだ活用されていない可能性について考え、従来見過ごされてきた価値を引き出す時だと考えています。

本イベントでは、そんな「未利用資源」の可能性や価値を探るために、業界の第一線で活躍するゲストを招き、彼らがどのようにしてこれらの資源を新たな価値へと変えているかをご紹介します。ピッチセッションでは、具体的な取り組みや成功事例を通じて、今後のビジネスにどのように活かすことができるかを議論します。また、活用事例の展示を通じて、実際に目に見える形でインスピレーションを提供します。

ゲストには「じゃがいもの皮」から人の肌の保湿を助けるサプリメントの開発を行う須藤麻里さん(カルビー株式会社)、「髪の毛」や「廃棄香水瓶」「廃棄瓦」などのマテリアル化に取り組む鈴木 亮介さん(株式会社博展)、海藻と食品廃棄物由来のバイオプラスチックの研究開発・デザイン制作を行うを清水レイコさん(株式会社スタジオオーア)をお迎えします。

資源を「捨てる」時代から、「活かす」時代へ。
皆様と共に考え、新たな可能性を模索するイベントを開催します。

展示ラインナップの一部を紹介
展示コンテンツ1:「PoteCera(ポテセラ)」

「Pote Cera(ポテセラ)」はカルビー株式会社が開発した、未利用資源であるじゃがいもの皮から生まれた植物性セラミドサプリメントです。じゃがいもの持つグルコシルセラミドの力で、体内から乾燥しがちな肌をうるおいで守り、弾力の維持に貢献します。

展示コンテンツ2:人毛マテリアル

「人毛マテリアル」は株式会社博展と株式会社ロフトワークで立ち上げた活動体「CURARI-ZA(くらり座)」が、人がいる限り生まれ続ける資源である「人毛」の可能性を探るために制作したプロトタイプです。当日は、染色、粉砕、燃焼、編み込みといった一次加工を経て、封入、成形、製紙などを行ったプロトタイプを展示します。

展示コンテンツ3:Alterの海藻由来の素材

スタジオオーアは、海藻(アルギン酸ナトリウム)から100%植物由来のバイオレジンを開発しました。さまざまな食材廃棄物に適合し、プロダクトやニーズ合わせて色味や素材感をカスタマイズできることが素材の特徴となっています。Alterの素材は、0.1mm~の薄いシートから、固体までデザイン制作可能で、ビニールのような素材は、水に強く、透過率が高い性質を持ちながら、生分解性の新素材となります。また、野菜や果物の残渣を混ぜることで、一般的な海藻由来の素材より強くなり、豊富な色味や触感のバリエーションを作り出すことが可能です。

展示コンテンツ4:Resource quiz box -クイズ!プラスチック資源箱

プラスチック資源と私たちの関係性を考える。「Resource quiz box-クイズ!プラスチック資源箱」は、プラスチック資源を楽しく分別することを目指して、MTRLによって制作された資源箱です。この資源箱にきれいなプラスチック資源を分別して捨てると、プラスチックの分別方法や社会的な課題に関するクイズが出題されます。分別して捨てることをきっかけに出題されるクイズを通してゲーム感覚で分別ルールを楽しく学び、プラスチックリサイクルへの意識を高めることができます。ごみ箱型の筐体も、リサイクル可能な資源であるダンボールだけで制作されました。プラスチックを分けて捨てる、というアクションから、これからのプラスチック資源との向き合い方を一緒に考えられればと思っています。

登壇者
須藤 麻里さん(カルビー株式会社 研究開発本部 研究部 機能研究課)
研究ストーリー「じゃがいも未利用資源の有効活用」|カルビー (calbee.co.jp)
研究成果(学会発表・研究論文)|カルビー (calbee.co.jp)
身近な商品として研究成果をお客様へお届けしたい!カルビーの研究者|THE CALBEE

鈴木 亮介さん(株式会社博展 サステナビリティ推進部 サーキュラーデザインルーム ルーム長)
CIRCULAR DESIGN ROOM | HAKUTEN

清水レイコさん(スタジオオーア 代表)
Alter (オウター) 

オーガナイザー
片平 圭(株式会社ロフトワーク, MTRL クリエイティブディレクター)
https://loftwork.com/jp/people/kei_katahira

プログラム
17:30 – 18:00 開場
18:00 – 18:10 オープニングトーク・イベント開催によせて:FabCafe MTRL 片平 圭
18:10 – 18:25 未利用資源を考えるワーク:FabCafe MTRL 片平 圭
18:25 – 18:35 ピッチセッション1:株式会社博展  鈴木 亮介さん
18:35 – 18:45 ピッチセッション2:カルビー株式会社  須藤 麻里さん
18:45 – 18:55 ピッチセッション3:スタジオオーア 清水レイコさん
18:55 – 19:20 クロストーク・質疑
19:20 – 20:00 中締め・展示観覧・懇親会

概要
日 時:2024年10月9日(水) 18:00-20:00
会 場:FabCafe TOKYO(東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピア 1F)
参加費:無料(1ドリンクオーダー制・領収書発行可)
定員:60名
主催:MTRL(マテリアル)
協力:FabCafe

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開催場所