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能登の海底で何が起こったのか? 学術研究船「白鳳丸」による緊急調査航海でわかったこと(QWSアカデミアスペシャル東京大学)
SHIBUYA QWS

2024-12-21

能登の海底で何が起こったのか? 学術研究船「白鳳丸」による緊急調査航海でわかったこと(QWSアカデミアスペシャル東京大学)

大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラム

情報元:ピーティックス ( Peatix )

【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム ”QWS ACADEMIA” 】
大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。

【開催主旨】
本震発生直後の2024年1月に第一次、2月に第二次の緊急調査航海が実施され、今回の地震を起こした震源断層の同定や地震・津波の発生メカニズムの調査がおこなわれました。続く3月の第三次緊急調査航海では、当該地震に関連する深部流体の上昇を調べ、今後の地震発生ポテンシャルを把握するとともに、地震・津波による海洋環境の影響を調査しました。
緊急調査航海実施後、調査結果の分析が進み、このたび本震発生1年を前に、研究者自ら最新の分析結果を報告します。
パネルディスカッションでは「令和6年能登半島地震」について、調査に参加した研究者が今どのような課題に取り組んでいるのかについて語り、参加者とともに考察を深めます。

【概要】
・日時:2024年12月21日㈯ 11:30-14:00(開場11:00)
・参加費:無料
・参加申込:https://qws-academia-241221.peatix.com
・会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SCRAMBLE HALL
・主催:SHIBUYA QWS Innovation 協議会 / 東京大学大気海洋研究所
・共催:海洋研究開発機構

【プログラム】
・11:00-11:30|開場、ポスター展示見学

・11:30-11:45|開会あいさつ
兵藤 晋 東京大学大気海洋研究所 所長

・11:45-12:15|第一次・第二次緊急調査航海報告
尾鼻 浩一郎 海洋研究開発機構 海域地震火山部門 (地震発生帯研究センター)センター長代理
篠原 雅尚 東京大学地震研究所 附属観測開発基盤センター 教授

・12:15-12:45|第三次緊急調査航海報告
朴 進午 東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門 准教授
山口 飛鳥 東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門 准教授
佐川 拓也 金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系 准教授

・12:45-13:15|ポスター展示見学、コーヒーブレイク

・13:15-14:00|パネルディスカッション:学術研究船「白鳳丸」による緊急調査航海でわかったこと、まだわかっていないこと−海洋環境や海洋生態系への影響について−
尾鼻 浩一郎、篠原 雅尚、佐川 拓也、朴 進午、山口 飛鳥、鹿児島 渉悟(富山大学 学術研究部理学系 特命助教)
司会:沖野 郷子 東京大学大気海洋研究所 教授

・14:00|閉会あいさつ
小平 秀一 海洋研究開発機構 理事

【登壇者】
尾鼻 浩一郎 海洋研究開発機構 海域地震火山部門 (地震発生帯研究センター)センター長代理

神奈川県出身。京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻で博士(理学)。専門は海域地震学。国内・海外の調査航海に参加し、海底地震計を用いた地震活動、地殻構造の研究を進めている。

篠原 雅尚 東京大学地震研究所 附属観測開発基盤センター 教授

1986年九州大学理学部卒業。1991年千葉大学大学院自然科学研究科修了。学術博士。東京大学海洋研究所助手、千葉大学理学部助教授、東京大学地震研究所助教授、准教授を経て、2010年より東京大学地震研究所教授。専門は、海底観測地震学、海底観測機器開発。自己浮上式海底地震計、海底ケーブル式地震津波観測システムの開発およびそれらを用いた観測により地震活動、地下構造の研究を行っている。

朴 進午 東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門 准教授

専門分野は海洋地質・地球物理学。研究キーワードは地震、津波、地殻構造、海域活断層、反射法探査。マルチチャンネル反射法地震探査データおよび深海掘削データなどを用いて、巨大津波を引き起こす震源断層の構造と物性の解明に焦点を当てて研究を行っている。

山口 飛鳥 東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門 准教授

専門は海洋地質学・構造地質学。1995年阪神大震災の経験から地質学を志す。陸上の地質調査に加え、プレート境界域の海洋調査に取り組んでおり、本イベント前日の12月20日まで日本海溝において地球深部探査船「ちきゅう」乗船。白鳳丸の能登半島緊急航海では採泥と、水中ドローンによる断層観察を担当。

佐川 拓也 金沢大学 理工研究域 地球社会基盤学系 准教授

北海道大学大学院地球環境科学研究科・地圏環境科学専攻 博士後期課程修了。博士(地球環境科学)。高知大学、愛媛大学、九州大学でのポスドクを経て、2015年6月より金沢大学 助教、2023年より准教授。専門は古気候・古海洋学。海底堆積物に残された過去の気候変動の記録をミクロな微化石を使って読み出している。

鹿児島 渉悟 富山大学 学術研究部理学系 特命助教

専門は地球化学。主に、火山や断層で放出されるガス・水試料などに含まれる元素の濃度・同位体比を分析することにより、物質循環や火山・地震活動のメカニズムを調査している。近年は能登半島の地下水や近海の調査を通じて、地下から放出される化学成分と地震活動との関係を調査。

沖野 郷子 東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門 教授

京都大学大学院理学系研究科修士課程修了後、海上保安庁水路部(現 海洋情報部)勤務を経て、東京大学海洋研究所(現 大気海洋研究所)へ。博士(理学)。専門は、海底地球物理・テクトニクス。研究船・深海探査機で地形・地磁気・重力等を観測し、主に新しく海洋底が生まれる海嶺系の研究を行っている。著書に「海洋底地球科学」(東京大学出版会)

【ABOUT SHIBUYA QWS】
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(以下QWS)は、その15階に位置する会員制の施設です。「問うだけじゃなく、出会うだけじゃなく、生み出すだけじゃなく、世界を変えよう。」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
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【当イベントの記載情報について】
登壇者やプログラムに関する情報については、変更や追加決定事項があり次第、随時更新をさせていただきます。

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