SHIBUYA × EVENT
2024-12-13
渋谷ジェンダー映画祭オープニング作品「パレードへようこそ」
2024年度のテーマ:「「関わること、対話すること、聴(ゆる)すこと」」
情報元:ピーティックス ( Peatix )
渋谷ジェンダー映画祭 オープニング上映作品
「パレードへようこそ」
■ストーリー
1984年、サッチャー政権下の荒れるイギリス。始まりは、ロンドンに住む一人の青年のシンプルなアイデアだった。炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、彼らとその家族を支援するために、仲間たちと募金活動を始めたのだ。しかし、全国炭坑組合に何度電話しても、寄付の申し出は無視される。理由は一つ、彼らがゲイだから。炭坑組合にとって、彼らは別世界の住人でしかないのだ。そこへ、勘違いから始まって唯一受け入れてくれる炭坑が現れる!寄付金のお礼にと招待された彼らは、ミニバスに乗ってウェールズ奥地の炭坑町へと繰り出すのだが…。
映画「パレードへようこそ」オフィシャルウェブサイト
監督:マシュー・ウォーチャス
製作:デビッド・リビングストン
121分/イギリス/英語/2014年
■日 時
12/13(金)
17:30 開場
18:00~18:30 渋谷ジェンダー平等推進アワード表彰式・映画祭オープニング
18:30~20:30 映画上映
20:30~21:00 トークセッション
渋谷ジェンダー平等推進アワード表彰式
初日には映画上映前に渋谷ジェンダー平等推進アワードの表彰式を行います。渋谷区では個人・事業所などを始めとして、ジェンダー平等推進に関する素晴らしい取り組みが行われています。今回、渋谷ジェンダー映画祭の場にて、数ある応募の中から特にみなさまに知っていただきたいと感じた取り組みを紹介します。
渋谷ジェンダー平等推進アワード
■会 場
渋谷区伝承ホール(渋谷区文化総合センター大和田6F)
東京都渋谷区桜丘町23-21 [Google MAP] 他の日程とは会場が異なりますので、ご注意ください。
■Talk Session
「ちがいを超えた連帯がチカラになる―シブヤを前進させる、パレードへようこそ!―」
マダム ボンジュール・ジャンジ氏
ドラァグクイーン/アーティスト
『ドラァグクイーン・ストーリー・アワー東京』メンバー
1997年より交歓のParty『ジューシィー!』を主宰するなど、個人の違いを超えてデアウ「時空間」を創造。2022年には国連「UN in Action」シリーズ『Beyond Boundaries: Drag Queen of Tokyo』(『境界を超えてー東京のドラァグクイーン』)に取り上げられ、世界に向けて配信された動画が注目を集める。
主な作品:『HUGたいそう』『Living Together/Stand Alone』絵本『キボウちゃん』ほか
https://bonjourjohnj.tokyo
湯山玲子氏
著作に『女ひとり寿司』 、 『女装する女』、『四十路越え ! 』、上野千鶴子との対談「快楽上等 ! 3.11 以降の生き方」等。TBS『情報7days ニュースキャスター』などにコメンテーターとして出演。クラシック音楽の新しい聴き方を提案する「爆クラ」主宰。ファッションブランドOJOUデザイナー。日本大学藝術学部文芸学科講師。
鈴木茂義氏
公立小学校非常勤講師。NPO法人プライドハウス東京の理事。上智大学基盤教育センター非常勤講師。専門は特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。LGBTQ+や教育に関する講演活動を行い、性の多様性について学ぶ機会を提供している。共著に『「ふつう」に心がざわつく子どもたち』 『LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり』
■この映画を選んだ想い
この映画は1980年代、イギリスで“ちがい”を乗り越えて人々が連帯し、社会を大きく変えた実話を基にしています。時代背景を少し説明すると、この当時、産業の合理化を目指したサッチャー政権下、それに反対した炭鉱の労働組合の人たちは不遇な状況に追い込まれていました。ストは長期戦に突入し、不当逮捕や経済的困窮、先行きの見えない不安など数多くの問題が炭鉱労働者とその家族を襲いました。一方でLGBTQコミュニティの人々も根強く残る差別と闘っていました。さらにちょうどこの頃、不治の病とされていたHIV・エイズが不安や恐怖を引き起こし、LGBTQの人達への偏見を助長していました。そんな中、一見何の共通点もなさそうな、そして全く違う問題に向き合っている人たちが、互いの中に同じ痛みを見つけ、手を取り合い、相手への偏見を乗り越えて、共に立ち上がります。
この異質な2つのコミュニティが葛藤や不安を抱きつつも、ぎこちなく、でも少しずつ互いの距離を縮めていく様子は、相手を知ること、つながることの純粋な喜びや楽しさを思い出させてくれます。誰もが、誰かの理解者、味方になることができることに気づかせてくれる、最高にハッピーでパワフルなこの映画をどうぞお楽しみください!パレードへようこそ!
「渋谷ジェンダー映画祭」とは
2022年に渋谷区で始まったちいさな、ちいさな映画祭。ジェンダーの視点を切り口に、映画を通して身近なところで起こっている社会課題や人権の問題を考えます。そして映画の後は、対話の時間。小さいからこその安心感の中、それぞれの感想や思いを持ち寄り、さらに映画の世界を深めます。他人事を自分事へ、その一歩を目指す仲間と出会える映画祭です。(写真は昨年度の様子です。)
2024年度のテーマ:「「関わること、対話すること、聴(ゆる)すこと」」
世界で、身近なところで暴力が増えています。世界各地で起こっている紛争の数は50を超え、多くの人が突然命を奪われ、傷つき、家を追われ、大切な人を亡くしています。世界の3人に1人は自分の周りに暴力や犯罪が増えたと不安を感じています。日本を見てみるとDVや児童虐待の相談件数は、毎年過去最多の更新が続いており、助けを必要としている人に十分な支援が行き届かないことが深刻な問題となっています。
“聴す”は“ゆるす”と読みます。相手に真摯に耳を傾けることは相手を受け入れること、つまり“ゆるす”ことだからだそうです。多様化し、複雑化していく社会の中で、理解しがたいことや、相容れない人、ちがいを持つ人を排除したり、暴力で問題を解決しようとしたりする流れもあります。けれど、誰もがその人らしい人生を歩んでいける社会を作っていくためにも、暴力は決して許されるものではありません。暴力が生まれない関りを、暴力の代わりになる対話を、そして聴しについて5本の映画と共に考えていきます。
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東京都渋谷区桜丘町23−21 渋谷区文化総合センター大和田8F
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主催:渋谷区
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