渋谷ヒカリエ8Fにある「47都道府県」をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」で2024年11月29日～2025年3月16日まで、第35回企画展「NIPPONの47 2025 CRAFT 47の意志にみるこれからのクラフト」が開催される。

同展では、日本全国47都道府県から1つずつ選ばれた「クラフト」に注目。工芸品や手仕事の枠を超え、そこに携わる人びとの「意志」や「姿勢」に焦点を当てる。現代において、「クラフト」という言葉は「クラフトビール」や「クラフトサケ」など、製品そのものだけでなく、ものづくりに込められた想いや哲学を表す表現としても広がりを見せている。

会場では、来場者が各地のクラフト作品に実際に触れ、直感的にその美しさや力強さを感じられる展示が用意されている。これにより、日本各地の個性と「意志あるものづくり」の未来を考える機会を提供する。

「d47 MUSEUM」は、過去にも各都道府県を代表するクラフト作家を紹介する企画展や海外巡回展を実施し、日本の手仕事の魅力を発信してきた。今回は、「長く続くその土地らしさ」という視点を大切にしながら、「クラフト」という言葉の変化や未来を探る試みとなっている。

2025年1月19日には、スタジオ木瓜・日野明子さん、工藝風向・高木崇雄さん、お茶染めWashizu.・鷲巣恭一郎さんら出展者が登壇し、展覧会をさらに深く、さまざまな視点で紐解くトークショーと出展者座談会を開催するほか、会期中はワークショップやオーダー会などのイべントも行う。展覧会図録やオンライン音声ガイダンスも用意されており、さらに深く「クラフト」の魅力に触れることができる。

開催概要
〇会期：2024年11月29日(金) ～ 2025年3月16日(日) 
※1月1日(水)～1月2日(木)は休館
〇時間：12:00～20:00（最終入館 19:30）
〇会場：d47 MUSEUM（渋谷ヒカリエ8階）
入館：ドネーション形式（会場受付）
公式：https://www.d-department.com/item/D47_CRAFT2025.html

開催場所