心躍る世界を、渋谷から。

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“明日を心ゆたかに過ごすには?”アジアの視点からみるSociety5.0:第1回東京大学U-PARL文理融合・東西融合フォーラム(むすび・ひらくアジア7)(QWSアカデミアスペシャル東京大学)
SHIBUYA QWS

2025-03-16

“明日を心ゆたかに過ごすには?”アジアの視点からみるSociety5.0:第1回東京大学U-PARL文理融合・東西融合フォーラム(むすび・ひらくアジア7)(QWSアカデミアスペシャル東京大学)

大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラム

情報元:ピーティックス ( Peatix )

【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム ”QWS ACADEMIA” 】
大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。

【開催主旨】
 最新の情報技術は、私たちに日々、新しい可能性と新しい現実のあり方をもたらしています。アジアの、日本の、東京にあって、更新され続けてゆく明日をどのように心ゆたかに過ごせばよいのでしょうか。
 東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、未来社会の人の生き方を考えるプロジェクト「文理融合・東西融合フォーラム」を行っています。Society5.0と呼ばれるデジタル化が進んだ社会とは、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合することで社会課題への解決が求められる一方で、人間がいかに生きるべきかがもう一度問われる時代でもあります。U-PARLは、東京大学附属図書館があらゆる智と人の邂逅するハブであることを活かし、人の生き方という問いに対して、現代のヨーロッパ世界とアジア世界との価値観の融合や、文系・理系の学問を超えた融合という角度からアプローチすることを試みています。
 本イベントでは、2024年度テーマ「Society5.0における心のゆたかさ」の成果をもとにデジタルアーカイビングを用いた「学び」、学びの中でも近年注目されているマインドフルネス(瞑想)、そして最新の科学技術のまえでのアジアにおける価値、という三つの観点から、心のゆたかさを参加者と考えてゆきます。

【概要】
◆日時:2025年3月16日(日)10:45-18:15(開場:10:15)
◆会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS  SCRAMBLE HALL
◆参加費:無料
◆主催:SHIBUYA QWS INNOVATION 協議会・東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)

【プログラム】
・10:45~11:00
開会の辞 松本武祝(東京大学大学院農学生命科学研究科/U-PARL兼務教員)
開会挨拶 三島龍(東京大学執行役)

■第一部 Society5.0における学び
ディスカッサント:梶谷真司(東京大学大学院総合文化研究科/教養学部附属共生のための国際哲学センター、センター長)
・11:00~11:30
講演「数学から日本語へ!文理と東西の越境と教育」
ガリーナ・ヴォロビヨワ(前ビシケク国立大学東洋国際関係学部日本語日本文学学科/キルギス日本語教師会会長)

・11:30~11:50 
話題提供「正しい<面白い:問いを生み出すデジタルアーカイブの教育活用」
太田絵里奈(U-PARL特任助教)

・11:50~12:10 
話題提供「ゲーミフィケーションによる学びの未来」
小林真也(東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程)

・12:10~12:40 ディスカッション
・12:40~13:40 休憩

■第二部 瞑想の東西
ディスカッサント:高橋美保(東京大学大学院教育学研究科/U-PARL兼務教員)
・13:40~14:10 
基調講演 「社会の安らぎ:無畏施とフィアレスネス -日米におけるマインドフルネスの体験から」 
渋沢田鶴子(公益財団法人渋沢栄一記念財団 業務執行理事/東京マインドフルネスセンター 客員講師)

・14:10~14:25 
話題提供 「瞑想の目指したもの―安らぎと活力へ繋がる世界」
蓑輪顕量(東京大学大学院人文社会系研究科/U-PARL部門長)

・14:25~14:40 
話題提供 「個人のライフキャリアとコミュニティに生かすマインドフルネス―東洋の価値観がもたらすもの」
高橋美保 (東京大学大学院教育学研究科/U-PARL兼務教員)

・14:40~15:20 ディスカッション
・15:20~15:35 休憩

■第三部 自然科学をまえにした価値
ディスカッサント:小林牧(元東京国立博物館事業部広報室長)
・15:35~15:50 
話題提供「ロボットのお葬式:人と機械の関係の文化誌」」
佐倉統(東京大学大学院情報学環・学際情報学府)

・15:50~16:05 
話題提供「日本で地球が丸くなったとき:仏教が探したヒューマンスケールの価値」
一色大悟(U-PARL副部門長)

・16:05~16:20 
話題提供「大工の知恵と建築学 伝統知と近代知の共鳴」
海野聡(東京大学大学院工学系研究科/U-PARL副部門長)

・16:20~16:30 
ミニ講演「デジタル活用で博物館体験は豊かにできる?」
小林牧(元東京国立博物館事業部広報室長)

・16:30~17:10 ディスカッション
・17:10~17:15 閉会の辞 蓑輪顕量(U-PARL部門長)
・17:15~17:35 会場組換、アンケート
・17:35~18:15 アフターセッション

【登壇者】
梶谷真司
東京大学大学院総合文化研究科教授。主著『考えるとはどういうことか:0歳から100歳までの哲学入門』の題名通り、全年齢をストライクゾーンとした思索のキャッチボールを続けている。「シュミッツ現象学」から「医療史」まで、その変幻自在な投球スタイルは「東西」や「文理」の壁を易々と超える。近著に『哲学対話の冒険日記:われら思う、ゆえにわれらあり』(あいり出版、2023年)。

ガリーナ・ヴォロビヨワ
前ビシケク国立大学東洋国際関係学部日本語日本文学学科准教授/キルギス日本語教師会会長。40歳代半ばにして数学者から日本語教育学者へと転じた異色の経歴をもち、理系の視点を生かして開発した漢字教育教材『漢字物語』は、非漢字圏の日本語学習者のあいだで「神教材」と呼ばれている。2021 年、外務大臣表彰。
紹介記事:https://courrier.jp/news/archives/113978/

太田(塚田)絵里奈
東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門特任助教。専門は前近代イスラーム史、地中海史。「学知の社会との共創」をテーマに、グローバルヒストリー的な視点に基づく対話型ワークショップ「シビルダイアログ」を保育園やカフェ・チェーンで展開中。デジタルアーカイブを用いた探求型学校教材の開発にも取り組む。第12回「未来を強くする子育てプロジェクト」スミセイ女性研究者奨励賞。

小林真也
東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程、謎解きゲーム制作者。専門は言語教育(日本語教育)・教育工学(ゲーミフィケーション)・教育心理学(エンゲージメント)。開発した体感型謎解きゲーム「塔に咲く花が示すミライ」は、大学文化祭の企画として5日間で700人以上を動員する大ヒットを記録。言語学習や人文社会系学問のサイエンスコミュニケーションに精力的に取り組んでいる。

渋沢田鶴子
渋沢栄一記念財団業務執行理事、一般財団法人MRAハウス評議員。アメリカでの学究生活で培った経験をもとに、マインドフルネスの視点から心の平穏と社会の調和を問い続ける。「時代を読み、切り拓く」栄一のスピリットを受け継ぐ氏の著述は、 混沌とした現代を生きる若者たちにとって単なる「癒し」ではなく、「いまを生きる」しなやかさを見出すための道しるべとなっている。

蓑輪顕量
東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門長、大学院人文社会系研究科教授。専門は印度哲学・仏教学。近年は、認知神経科学や臨床心理学と連携して瞑想・マインドフルネスを研究している。NHKこころの時代「瞑想でたどる仏教」出演。内閣府ムーンショット型開発制度では、「東洋の人間観と脳情報学で実現する安らぎと慈しみの境地」に参画。

高橋美保
東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門兼務教員、大学院教育学研究科教授。専門は臨床心理学。失業の心理的ストレスに関する研究から出発し、個々人が「思うように生きられない生きづらさ」を持ちながらも生きるコミュニティに関する研究を、ライフレジリエンス・地域支援などの論点で進めている。

小林牧
雑誌編集者から東京国立博物館学芸企画部に転身。館の愛称「トーハク」を世に定着させ、ゆるキャラ「トーハクくん」「ユリノキちゃん」の育ての母となる。氏の「本物に触れる感動を体験してもらいたい」という想いは、「体験型展示」から「朝ヨガ会」まで、多彩なアイディアとして具現化し、「ちょっとハードルが高い」という博物館のイメージを一掃。広報室長を経て、女性としてトーハク初の博物館教育課課長に就任した。

佐倉統
東京大学大学院情報学環教授、理化学研究所 革新知能統合研究センター (AIP)チームリーダー。専門は、進化生態情報学、科学技術社会論。進化論をバックグラウンドとしながら、科学技術がどのように社会に位置づけられるかを研究する。NHKの科学教育番組「サイエンスZERO」コメンテーターを務めた経験から、社会との科学コミュニケーションにも携わってきた。

一色大悟
東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門特任准教授・副部門長。専門は仏教学。仏教教理学における存在論というニッチジャンルを研究しつつ、仏教学のデータベース構築に参画。思想系研究者出身のURA(ユニバーシティー・リサーチ・アドミニストレーター、研究管理職)として、近年はアカデミアにおける既存の枠を超えた、分野横断的研究の推進に取り組む。

海野聡
東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門副部門長、大学院工学系研究科准教授。専門は建築史。歴史的建造物を次世代に受け継ぐために、木造の古建築のメンテナンスを研究する。各地の遺跡保存にも携わるほか、建築史の論客として新聞、一般書等でも活躍中。

【ABOUT SHIBUYA QWS】
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(以下QWS)は、その15階に位置する会員制の施設です。「問うだけじゃなく、出会うだけじゃなく、生み出すだけじゃなく、世界を変えよう。」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
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【当イベントの記載情報について】
登壇者やプログラムに関する情報については、変更や追加決定事項があり次第、随時更新をさせていただきます。

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