SHIBUYA × EVENT
2025-04-25
昭和の熱狂を映し出す「アヴァンギャルドポスター見本市」 特別対談も
寺山修司さんを記念した関連書籍やグッズも
「第二弾 ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市 昭和グラフィック黄金時代 ~演劇、映画、コマーシャルまで~」が2025年4月25日(金)~5月11日(日)まで、Bunkamura Gallery 8/(渋谷ヒカリエ8F)で開催される。
昨年好評を博した「ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市」の第二弾となる同企画。1960~70年代の高度経済成長期に花開いた「昭和カルチャー」を彩ったポスターやチラシを展示・販売する。前回はアングラ演劇ポスターを中心に構成されたが、今回は映画、美術展、さらにはコマーシャル分野まで幅広く網羅し、昭和のグラフィックデザインの黄金時代を体感できる内容となっている。
同展では、宇野亞喜良さん、金子國義さん、横尾忠則さん、粟津潔さんといった日本を代表するアーティストの作品を展示。特に1969年の演劇実験室◎天井棧敷「犬神」(フランクフルト公演版)のポスター(粟津潔作)は、当時のアングラ演劇の熱狂を象徴する一枚として必見だ。
また、今年生誕90年を迎える寺山修司さんを記念し、関連書籍やグッズを取り扱う特設コーナーも設置。アングラ演劇の鬼才として知られる寺山さんの足跡をたどる貴重な機会となるだろう。
幾原邦彦さん×笹目浩之さんの特別対談
4月26日(土)、同展に関連するトークイベントも開催。登壇者は、アニメーション監督の幾原邦彦さんと、演劇や映画のポスター配布を手掛けてきたポスターハリス・カンパニー代表の笹目浩之さんの二人。寺山修司さんの影響を色濃く受けた作品を世に送り出してきた幾原さんと、寺山さんのアングラ演劇に関わり続けた笹目さんが、展示作品の解説を交えながら、昭和のアヴァンギャルド文化の魅力や現代に与えた影響について語り尽くす。
- 名称:幾原邦彦さん×笹目浩之さんの特別対談
- 会場:8/COURT(渋谷ヒカリエ8F)
- 会期:2025年4月26日(土)
- 時間:15:00~16:00
- 料金:無料
- 定員:80名(事前申込不要)
広告メディアがデジタル化し情報が瞬時に更新される時代、昭和のポスターやチラシは、その時代の空気や熱量を色濃く伝える貴重な遺産といえるだろう。同展を通じて、当時のグラフィックデザインが持つ力強さや、時代の変遷を追体験してみてはいかがだろうか。
- 名称:「第二弾 ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市 昭和グラフィック黄金時代 ~演劇、映画、コマーシャルまで~
- 会場:Bunkamura Gallery 8/ (渋谷ヒカリエ8F)
- 会期:2025/4/25(金)~5/11(日) ※会期中無休
- 時間:11:00~20:00
- 料金:無料