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渋谷ヒカリエで「ハンス・ウェグナー展」 北欧の名作椅子200点が一堂に
ヒカリエホール

2025-12-02

渋谷ヒカリエで「ハンス・ウェグナー展」 北欧の名作椅子200点が一堂に

織田コレクション

「椅子の巨匠」と称されるデンマークの家具デザイナー、ハンス・ウェグナーの国内最大規模の回顧展「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」が12月2日、渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホールで開幕する。主催はBunkamura。

ウェグナーは生涯に500脚以上の椅子を生み出し、木材の特性を生かした造形と人間工学に基づく使い心地のよさで、北欧デザインを象徴する存在として知られる。同展では、東海大学名誉教授で椅子研究家の織田憲嗣さんが半生をかけて収集した「織田コレクション」から、200脚を超える作品と資料を展示しデザイン哲学と職人技の真髄を紹介する。

会場構成は建築家・田根剛さん(ATTA)が担当。「ウェグナーの椅子は、木への洞察と人の手仕事の極みが融合し、どの文化や時代にも調和する“至高のデザイン”である」と語る田根さんが、広大な展示空間を通じてクラフツマンシップの精神を可視化する。

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開幕を記念して、織田さんと田根さんによるトークイベントも開催。さらに料理研究家・行正り香さんとSoup Stock Tokyo空間デザイナー・井上麻子さんによる「デンマークのくらしと食」と題したトーク(スープ付き)も行われるなど、家具文化を多角的に体感できる構成となっている。

会場内のショップでは、ウェグナーの代表作「ザ・チェア」(PP Møbler社)と「Yチェア」(カール・ハンセン&サン社)の特別モデルを限定販売するほか、デンマークの人気ブランド「The Coffee Collective」のコーヒーを提供するポップアップカフェも登場する。

北欧の美意識と日本の職人精神が響き合うデザイン展として、ものづくりの本質を改めて考える機会となりそうだ。

会期は2026年1月18日まで。

開催概要
  • 織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ
  • 会場:ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)
  • 会期:2025年12月2日(火)– 2026年1月18日(日)
  • 休館:12月9日(火)、1月1日(木・祝)
  • 料金:一般2,300円、大学生・高校生1,500円、中学生・小学生700円
  • 主催:Bunkamura
  • 特別協力:北海道東川町、織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合
  • 学術協力:織田憲嗣(東海大学名誉教授)
  • 会場構成:田根剛(ATTA)
  • 公式:ウェブサイト
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開催場所