SHIBUYA × EVENT
2026-03-11
福島浜通りの「創造の今」を発信 3月11日から渋谷ヒカリエで展示イベント
美術作家や監督らによるトークイベントも
経済産業省が推進する「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」の一環として、福島県浜通り地域の新たな魅力を発信する展示イベント「Art & Imagination from FUKUSHIMA ― 福島浜通り、創造のはじまり展」が2026年3月11日(水)から15日(日)まで、渋谷ヒカリエ8/COURTで開催される。
創作のプロセスに焦点 地域と交わる表現の現場

美術作家・三塚新司が南相馬市に滞在し、創作した『伝わらない記憶のプロセス』
震災からの復興を経て、多様な創作活動が広がる浜通りの“今”を、アーティストやクリエイターの作品とストーリーを通して紹介する同企画。出展の一つ、美術作家・三塚新司さんによる『伝わらない記憶のプロセス』は、南相馬市小高区での滞在制作をもとにしたプロジェクト。震災前に暮らしていた住民へのインタビューを通じて「記憶に残る風景」や個人的なエピソードを聞き取り、想像を交えて絵画として表現する。完成後には住民と作品を囲み、記憶との違いや重なりを語り合う対話の場も設けた。外部の作家の視点を通して、地域に息づく多層的な記憶を可視化する試みとなる。

秋元菜々美さんと演劇ユニットhumunusが、企画・執筆・制作を行なった福島県双葉郡富岡町のガイドブック『うつほの襞0 塵と汐のみち』
また、富岡町で展開された『土地の時間を巡る滞在制作事業』では、地域コーディネーターの秋元菜々美さんが、演劇ユニットhumunusと建築集団ガラージュの2組と協働。町に蓄積された時間や変化の痕跡をすくい上げ、書籍制作やツアー上演、祭りの企画などへと結実させた。地域に暮らす立場から見えてくる創作環境としての可能性が提示される。
食と音楽が映す「いま」 多様なプロジェクトも

三好大輔監督が手がけたドキュメンタリー映画『ロッコク・キッチン』
ドキュメンタリー映画『ロッコク・キッチン』は、東京と福島を結ぶ国道6号線沿いの町を舞台に、「食」を切り口に人々の暮らしを描く作品。帰還した住民や移り住んだ人、仕事で訪れる人など、多様な背景を持つ人々の日常を通して、変わりゆく福島の現在を映し出す。
さらに、南相馬市で生まれ、全国の卒業式で歌われる合唱曲『群青』も紹介される。2022年度には全国で最も歌われた卒業ソングとなった同曲は、土地に生きる人々の思いを音楽として共有する象徴的な存在。浜通りが持つ人と人を結ぶ力を伝える。
作品展示や映像発信とあわせて、初日の3月11日(水)18時からは、トークイベントも開催される。三塚さん、秋元さんに加え、映画企画コンペ「FFFアワード2025」でグランプリを受賞し、これから浜通り地域で創作を進める映画監督・平田雄己さんが登壇。創作の背景や土地の可能性について語り合う。
入場無料。定員65人、事前申込制(先着順)。
- Art & Imagination from FUKUSHIMA ― 福島浜通り、創造のはじまり展
- 日時:
3月11日(水) 13:00~20:00(トークイベントは18:00~19:30)
3月12日(木)~14日(土) 11:00~20:00
3月15日(日) 11:00~18:30 - 会場:渋谷ヒカリエ8/COURT
- 料金:入場無料
- 公式:トークイベント事前申し込み(先着65人まで)
- 主催:経済産業省 福島浜通り 映像・芸術文化プロジェクト







