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SHIBUYA × EVENT

渋谷Bunkamuraで高木由利子写真展 世界12カ国の作品約100点を展示
Bunkamuraザ・ミュージアム

2026-03-10

渋谷Bunkamuraで高木由利子写真展 世界12カ国の作品約100点を展示

渋谷ファッションウィークと連動、現展示室“最後の展覧会”

Bunkamura ザ・ミュージアムで3月10日、写真家・高木由利子さんの写真展「Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が始まった。

同展は、街を舞台にファッションや文化を発信するイベント「渋谷ファッションウィーク」と連動して開催。高木由利子さんは1951年東京都生まれ。武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学んだ後、英国Trent Polytechnicでファッションデザインを学び、ヨーロッパでフリーランスデザイナーとして活動した。その後写真家に転身し、衣服や人体を通して「人の存在」を見つめる独自の作品を発表してきた。高木さんにとって、東京の美術館で初の個展となる今回は、世界各地で撮影された約100点の作品を展示し、「装うこと」や「美」をテーマに人と文化の多様性を見つめる。

渋谷から世界へ旅するような展示空間

展示は8つのテーマで構成され、それぞれの集積を「Village(村)」と名付けた。会場構成はパリを拠点に活動するATTAの建築家・田根剛さんが手がけ、渋谷を起点に世界12カ国を巡る旅のような体験型の展示空間をつくり上げた。

「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025」展示風景

会場には、テントのような大判の布を支持体とした作品群が並ぶ。竹和紙にプリントした写真を布に縫い付けるなど、布と写真を組み合わせたダイナミックな展示が特徴で、ノマド(遊牧民)の生活を思わせる空間を形成。素材には小松マテーレの布素材「KONBU」や泥染めのコットンを使用するなど、手仕事の要素を随所に取り入れている。

展示風景

また、展示で使用するアクリルボックスやカーペットには、同館の過去の展覧会で使われた物品を再利用するなど、環境への配慮も取り入れた。

渋谷の街と呼応する新作映像

展示後半では、高木さんがコロナ禍前の渋谷の街で撮影した映像と写真シリーズ「Threads of Beauty」を組み合わせた新作映像《同時多発的服飾 SHIBUYA × THE OTHER SIDE》を初公開。街を行き交う人々の装いを通して個性やアイデンティティを見つめる作品で、ファッションの街・渋谷と展覧会のテーマが重なり合う構成となっている。

JR渋谷駅ハチ公前広場から、街中のビルボードやフラッグをたどりながらBunkamuraへ向かう動線も含め、今回の企画は街と連動する展覧会として設計。渋谷のにぎわいの中で、アートとファッション、都市文化が交差する体験を提案する。

現展示室での“最後の展覧会”

会場となるBunkamura ザ・ミュージアムは、新施設への拡大移転を控えており、今回の展覧会が現在の展示室で開催される最後の企画となる。会場では稼働壁を取り払い、これまで隠されてきたコンクリート壁や空調ダクトをあえて露出させるなど、約40年の歴史を持つ展示空間の姿をそのまま見せる演出も行う。

展示風景

会期中は会場内の「森岡書店 Bunkamuraザ・ミュージアム店」で関連作品や特装本を販売。3月14日・15日には写真集購入者を対象に高木さんによるサイン会(各日先着50人)も予定する。

開館時間は13時~20時(最終入場19時30分)。入場無料。会期は3月29日まで。

開催概要
  • 高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。
  • 会期:2026年3月10日(火)~3月29日(日) ※会期中無休
  • 時間:13:00~20:00(最終入場19:30まで)
  • 会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
  • 料金:無料
  • 公式:詳細はこちら
  • 主催:渋谷ファッションウィーク
  • 共催 :東急株式会社、Bunkamura

開催場所