渋沢栄一さんの肖像画が採用された新一万円札の発行を記念し、特別展「愛と公益 渋沢栄一が目指した世界」が2024年7月2日（火）～7月15日（月・祝）まで、代官山 蔦屋書店で開催される。

日本経済の父と称される渋沢栄一さんは、論語の思想と才覚を武器に銀行、鉄道、ガス、ホテルなど、日本の近代化に必要な事業を立ち上げた実業家。福祉や教育、街づくりなど社会課題解決にも尽力した人物として知られている。2024年7月3に発行される「新一万円札」の肖像画に採用が決まっている。

今回の企画展では、渋沢栄一記念財団と、知的障害のある作家とライセンス契約するヘラルボニーが共催し、作家・吉田陸人さんが手がけたオリジナルアートを展示する。吉田さんは1998年生まれ、滋賀県在住。2017年から障害者福祉施設「やまなみ工房」で絵を描き、その時の自分が好きなこと、興味があることをモチーフに黙々と創作に取り組り組む。特にルールはなく、独自の感性と自由な発想で作品を生み出している。

会場では、渋沢栄一さんの肖像写真に吉田陸さんが手を加えた10点の作品を、渋沢さんの言葉と共に展示紹介する。

７月6日には、吉田さんによる公開 アート制作のほか、2部構成でトークイベントの開催も予定される。第一部は、作家の吉田さんが所属する「やまなみ工房」の施設長・山下完和さんと、渋沢栄一記念財団理事・渋沢田鶴子さんが今回の取り組みのきっかけなどについて語る。第二部は、お笑い芸人の又吉直樹さんとヘラルボニー代表の松田崇弥さんが登壇し、笑いやアートが持つ力などについてトークを展開する。

併せて会場内では、ポストカード（300円 税抜）やドリップコーヒー（540円 税抜）、ステッカー3種セット（1,400円 税抜）、エコバッグ（3,000円 税抜）などの関連グッズも販売する。

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