2024年7月21日（日）、「JR渋谷駅新南口駅舎」は恵比寿寄りの従来の場所から、約250メートル北側（原宿方面）の国道246号線沿いへ移動し、渋谷サクラステージと渋谷ストリームをつなぐ北側自由通路に面した位置に移設される。それに伴い、国道246号線を横断を意識せずとも、渋谷駅から桜丘町・南平台方面へのアクセスが容易となり、通勤ルートが大幅に変わる。新通勤ル－トを紹介した「パート１」記事に続き、今回はJR新南改札からインフォスタワー方面のオフィスへ行き方を紹介する。

従来、インフォスターへ行くには、JR渋谷駅西口から西口歩道橋の階段を上り、国道246号線を横断してから桜丘町の坂道「さくら坂」を一番上まで上り、渋谷区総合センター大和田がある通り（区道448号線）を左折する必要があった。このルートはアップダウンが多く、特に夏場は通勤するだけで朝から汗だくになっていたことだろう。

左：JR線を跨ぎ、渋谷ストリームと渋谷サクラステージをつなぐ「南口北側自由通路」。　右：「南口北側自由通路」と接続する「JR新南改札」が供用を開始する。撮影日＝2024年7月18日

通勤ルートでは、国道のバリアーや谷地形の高低差を一切感じることなく、JR新南改札から「3階レベル」の高さを維持しながら、フラットな道のりでインフォスターまで到着できる。まるで夢のような「超楽々通勤ルート」である。7月21日以降は、ぜひこのルートを活用してほしい。

インフォスタワー方面の新通勤ルート（青①～⑨）

①北側自由通路に接続するJR渋谷駅「新南改札」を出たら右手（渋谷サクラステージ側）へ。ちなみに渋谷ストリーム方面は左手へ。　②渋谷サクラステージの施設に入ったら、すぐに左手へ曲がる。

③JR線の線路沿いに沿って約150メートルまっすぐ進む。　④渋谷サクラステージの広場「にぎやかSTAGE」のシンボル「しぶＳ」が見えてくる。　

⑤シンボル「しぶＳ」手前を右手へ曲がる。ちなみにまっすぐ行くと、鶯谷町・代官山方面へ行ける。　⑥右手に曲がり、広場内を抜けていく。

⑦ＹＡＭＡＨＡ横の通路をまっすぐ進むと、ＳＡＫＵＲＡタワーの貫通通路（トンネル）が見えてくる。そのまままっすぐ光のトンネルを抜けていく。　

⑧トンネルを抜けると、新緑が美しい公園「はぐくみＳＴＡＧＥ」にたどり着く。余裕があれば、ここでコーヒーを飲みながら朝のひとときを過ごすのも気持ちがいい。　⑨公園を抜けて右手を見上げれば、インフォスタワーが出現！

坂道を上ることなく、ここまでたどり着けることに感動すら覚えるはずだ。ぜひ、7月21日以降、このルートを利用することをおすすめする。

取材・執筆

編集部・フジイ タカシ

渋谷の記録係。渋谷のカルチャー情報のほか、旬のニュースや話題、日々感じる事を書き綴っていきます。