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渋谷で「第33回フランス映画祭」開幕 能楽堂で華やかな幕開け ソフィー・マルソーら来日
セルリアンタワー能楽堂

渋谷で「第33回フランス映画祭」開幕 能楽堂で華やかな幕開け ソフィー・マルソーら来日

国内最大級のフランス映画の祭典「第33回フランス映画祭 2026」が3月19日、渋谷で開幕した。これまでの横浜開催から会場を移し、今年初めて“文化の発信地”渋谷を舞台に新たなスタートを切った。

開幕を飾ったオープニングセレモニーは、桜丘町のセルリアンタワー東急ホテル地下にある「セルリアンタワー能楽堂」で行われた。静けさと緊張感が漂う伝統的な舞台空間に、ソフィー・マルソーさんやオリヴィエ・アサイヤスさんらフランス映画界を代表する俳優・監督陣など総勢14人の来日ゲストが登壇し、華やかな幕開けとなった。

日仏の“特別な関係”を強調 渋谷開催の意義も

冒頭には、ベアトリス・ル・フラペール・デュ・エレン駐日大使が登壇。「日本とフランスは“特別なパートナーシップ”にある」と述べ、その関係性を映画界最高賞「パルムドール」に例えて強調した。

さらに、初開催地となる渋谷について「多様な文化、世界性、現代性が交差する街であり、フランス映画を体現している」と評価。今回の舞台としての親和性の高さを示した。

これを受け、渋谷区の長谷部健区長も登壇。「Welcome to Shibuya City!」と英語で歓迎の意を示し、「街の至るところでフランス文化の香りが広がり、渋谷のカルチャーと混ざり合うことで新しい文化が生まれる予感がある」と語った。今後の継続開催にも期待を寄せ、区としての支援姿勢を示した。

河合優実さんが開幕宣言「映画の輪を広げて」

セレモニーでは、日本初公開となる12作品の紹介にあわせ、出演俳優や監督、制作陣が次々と登壇。能楽堂の舞台に並ぶ姿は、伝統と現代、東西の文化が交差する象徴的な光景となり、会場は一気に祝祭ムードに包まれた。

左からタイス・アレッサンドランさん、河合優実さん、ソフィー・マルソーさん

公式アンバサダーを務める俳優・河合優実さんは、黒を基調とした装いで登壇。「これだけ豊かなラインナップの作品に関わる監督やキャストが東京に集まり、この場を共有できることを嬉しく思う」とあいさつした。

フランス訪問の経験にも触れ、「伝統に誇りを持ち、芸術として映画を守る姿勢に学ぶことが多い」とフランス映画界への敬意を表明。さらに「開催地が渋谷に移り、より多くの人に届く機会になった。映画の輪を広げてほしい」と来場者に呼びかけた。

最後は河合が「第33回フランス映画祭2026の開幕をここに宣言いたします」と力強く宣言。会場は大きな拍手に包まれ、4日間の映画祭が華やかにスタートした。

渋谷を舞台に広がるフランス映画

映画祭は3月22日まで、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、ユーロライブの2会場で開催。フランス映画の最新作を中心に、日本初公開作品を含む多彩なラインナップが上映される。

渋谷という都市を舞台に、フランス映画と都市文化が交差する4日間。映画を軸にした新たな国際文化交流の場として、今後の展開にも注目が集まりそうだ。