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渋谷ジェンダー映画祭15日午後の部「ぼくたちの哲学教室」
渋谷インクルーシブシティセンター アイリス

2024-12-15

渋谷ジェンダー映画祭15日午後の部「ぼくたちの哲学教室」

2024年度のテーマ:「関わること、対話すること、聴(ゆる)すこと」

情報元:ピーティックス ( Peatix )

渋谷ジェンダー映画祭 15日午後の部 上映作品
「ぼくたちの哲学教室」

■ストーリー
北アイルランド、ベルファストにあるホーリークロス男子小学校。ここでは「哲学」が主要科目になっている。エルヴィス・プレスリーを愛し、威厳と愛嬌を兼ね備えたケヴィン校長は言う。「どんな意見にも価値がある」と。彼の教えのもと、子どもたちは異なる立場の意見に耳を傾けながら、自らの思考を整理し、言葉にしていく。授業に集中できない子や、喧嘩を繰り返す子には、先生たちが常に共感を示し、さりげなく対話を持ちかける。自らの内にある不安や怒り、衝動に気づき、コントロールすることが、生徒たちの身を守る何よりの武器となるとケヴィン校長は知っている。かつて暴力で問題解決を図ってきた後悔と挫折から、新たな憎しみの連鎖を生み出さないために、彼が導き出した1つの答えが哲学の授業なのだ。

監督:ナーサ・ニ・キアナン、デクラン・マッグラ
出演:ケヴィン・マカリーヴィーとホーリークロス男子小学校の子どもたち
2021/アイルランド・イギリス・ベルギー・フランス/英語/102分/カラー/16:9/5.1ch/ドキュメンタリー 原題:Young Plato
日本語字幕:吉田ひなこ 字幕監修:西山渓 後援:駐日アイルランド大使館/ブリティッシュ・カウンシル カトリック中央協議会 広報推薦

ぼくたちの哲学教室公式HP

■日 時
12/15(日)
14:00     開場
14:30~16:15 映画上映
16:15~16:25 休憩
16:25~17:10 トークセッション
17:10~17:15 映画祭クロージング
17:15~17:25 休憩
17:25~18:15 哲学対話の時間(参加希望者のみ)

■会 場
渋谷インクルーシブシティセンター アイリス
東京都渋谷区桜丘町23-21渋谷区文化総合センター大和田8階

■Talk Session
「対話の可能性を探る―暴力に頼らずに生きていくためのコミュニティ―」

永井玲衣氏
人びとと考えあう場である哲学対話をひらく。政治社会について語る「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する八木咲とのユニット「せんそうって」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)『世界の適切な保存』(講談社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

伊藤林太郎氏
渋谷区教育委員会教育長
大学卒業後、文部科学省に10年以上勤務し、幼児教育、大学教育、若手研究者育成、外国人の日本語教育など教育行政に幅広く携わる。本年4月より現職に着任し、区立幼稚園、小学校、中学校に関する施策を中心として渋谷区の教育行政をつかさどる。

島田久仁彦氏
元国連紛争調停官。数々の紛争調停を必ず合意に導くことから『最後の調停官』と呼ばれ、現在も様々な案件に携わる。
元日本政府気候変動問題首席交渉官/米FBIでCrisis Negotiationインストラクター/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)プリンシパル・ディレクター/上智大学特任教授/渋谷区区立富谷小学校PTA会長

五十嵐力馬氏
渋谷うまれ渋谷育ち渋谷区関連会社勤務の傍らで地域に根差し『子どもドまんなか』を合言葉に、子どもの居場所づくりや地域の文化を守る活動に勤しむ地域のオヂサン。秘密結社あわえびすメンバー/RadioEBISUパーソナリティー/渋谷区区立常磐松小学校PTA会長/児童厚生一級指導員/渋谷氷川町会役員(渋谷氷川睦会副会長)/渋谷消防団(第2分団)

アーヤ藍氏(ナビゲーター)
慶応義塾大学卒。在学中に訪れたシリアが帰国直後に内戦状態になったことをきっかけに、社会問題をテーマにした映画の配給宣伝を行うユナイテッドピープル株式会社に入社。同社取締役副社長を務める。2018年より独立し、映画イベントの企画運営や記事執筆等に携わる。大丸有SDGs映画祭のアンバサダー。著書に『世界を配給する人々』(春眠舎)。

■この映画を選んだ想い
「暴力は決して許されることではありません。」私たち大人は子どもたちにそう教えます。暴力は問題の解決にならないこと、暴力はあらたな暴力を生むことを私たちは歴史から学んできました。しかし世界の情勢を見てみると、残念ながら暴力で問題を解決しようとする流れは広がってきており、また暴力でしか問題は解決できないと考える人も増えてきています。

そんな今の社会に暮らす子どもたちの生活に目を向けてみましょう。令和4年度に文部科学省が発表した報告によると小・中・高等学校における暴力行為は9万5,426件と過去最多を記録。特に小学校は前年度より27.7%増加していて、暴力行為の低年齢化が指摘されています。また小・中・高等学校・特別支援学校におけるいじめの認知件数も約68万2千件と過去最多となっています。(児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査)

子どもたちの間でも暴力が身近なものとなっている今、被害者にも加害者にもならないための備えが必要です。暴力に頼らずに生きていく術を見つけ、子どもたちが豊かな人間関係を育んでいけるよう、私たち大人たちは何をすることができるのでしょうか?またどんな環境を整えていけるのでしょうか?渋谷区で子育てをしているお父さんたちもゲストに交えて考えていきます。

トーク終了後は参加希望者を募り、映画の中で子どもたちが考えた質問「やられたら、やりかえしてもいいの?」をテーマに哲学対話を行います。アイリスが主催している『対話の街づくりコーディネーター講座』を卒業したフェロー達がファシリテーターを務めます。

「渋谷ジェンダー映画祭」とは
2022年に渋谷区で始まったちいさな、ちいさな映画祭。ジェンダーの視点を切り口に、映画を通して身近なところで起こっている社会課題や人権の問題を考えます。そして映画の後は、対話の時間。小さいからこその安心感の中、それぞれの感想や思いを持ち寄り、さらに映画の世界を深めます。他人事を自分事へ、その一歩を目指す仲間と出会える映画祭です。(写真は昨年度の様子です。)

2024年度のテーマ:「関わること、対話すること、聴(ゆる)すこと」
世界で、身近なところで暴力が増えています。世界各地で起こっている紛争の数は50を超え、多くの人が突然命を奪われ、傷つき、家を追われ、大切な人を亡くしています。世界の3人に1人は自分の周りに暴力や犯罪が増えたと不安を感じています。日本を見てみるとDVや児童虐待の相談件数は、毎年過去最多の更新が続いており、助けを必要としている人に十分な支援が行き届かないことが深刻な問題となっています。

“聴す”は“ゆるす”と読みます。相手に真摯に耳を傾けることは相手を受け入れること、つまり“ゆるす”ことだからだそうです。多様化し、複雑化していく社会の中で、理解しがたいことや、相容れない人、ちがいを持つ人を排除したり、暴力で問題を解決しようとしたりする流れもあります。けれど、誰もがその人らしい人生を歩んでいける社会を作っていくためにも、暴力は決して許されるものではありません。暴力が生まれない関りを、暴力の代わりになる対話を、そして聴しについて5本の映画と共に考えていきます。

■個人情報の取り扱いについて
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5. 個人情報保護法に則った取り組みは、継続的に見直し、改善していきます。
6. お問い合わせ窓口

本イベントに関するお問い合わせは,下記の窓口までお願いいたします。
渋谷インクルーシブシティーセンター〈アイリス〉
東京都渋谷区桜丘町23−21 渋谷区文化総合センター大和田8F
☎03-3464-3395

主催:渋谷区

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