SHIBUYA × EVENT
2025-07-10
総勢80組以上が集結する「夏のZINE祭り 2025」 渋谷ヒカリエで開催
ZINEやアートブック、雑貨のフリーマーケット!
アートと出版、印刷と対話が交差する夏の恒例イベント「Hand Saw Press 夏のZINE祭り 2025」が2025年7月10日(木)~15日(火)まで、渋谷ヒカリエ8階イベントスペース「8/COURT」、ギャラリースペース「8/CUBE」で開催される。
同企画を主催するリソグラフ&OPEN D.I.Y.スタジオ「Hand Saw Press」(大田区田園調布本町)は、リソグラフ印刷を軸に、建築、料理、インテリア、デザインといった多分野のクリエイターが協働するスタジオ。このイベントは、ZINEとリソグラフの可能性を開く祭典として実施され、年々規模と深みを増している。会場には、アーティストやデザイナー、インディペンデント出版者ら総勢80組以上が集結し、ZINEやアートブック、雑貨の展示・販売を行う。リソグラフ印刷機や製本機も登場し、制作体験やワークショップも随時実施される。
会期中は多彩なトークイベントやワークショップが用意されている。初日となる10日(木)には、浜松のパブリッシングスタジオ「プスプス by ZING」による活動紹介や、「大阪・関西万博」をテーマにしたZINE制作プロジェクト「万博を解体する」メンバーによる討論会が開催される。
ワークショップでは、使用済み印刷紙(ヤレ紙)を素材にした椅子づくり(10日・15日 )や、茅葺きを模した「紙くず屋根」(11日・12日)の共同制作、さらにはリソグラフ印刷によるポスターカレンダーや「DIYレシピブック」(12日)の制作など、ユニークな企画が並ぶ。11日(金)には、宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』を読み解く読書会も予定されており、アートと暮らし、思想と表現の接点を深める時間となりそうだ。
また、12日(土)には、春に開催された2つのアートブックフェアの関係者による「夏のZINE祭りの乱」と題した激論イベントや、ポーランド・台湾・日本のリソグラフスタジオが集結する国際的な共同制作プロジェクトのトークも開催。13日(日)には、自転車旅をテーマにしたトーク「RIDE / TALK / PRINT」や、東中野の本屋「platform3」によるアジアのブックカルチャーをめぐる対話など、多彩な切り口でZINEと表現の世界を掘り下げていく。
14日(月)は、リソグラフ愛好家が集う「リソグラフ・ミーティング」や「偶然のRISOワークショップ」が実施され、制作と対話の場として会場を賑わせる。最終日15日(火)は、リソグラフ印刷を格安で体験できる「リソすり放題DAY」、ZINE交換を通じた交流の場「ZINE SWAP PARTY」で締めくくられる。
表現することの楽しさと奥深さを体感できる6日間。「読む」だけでなく「作る」「話す」「交わる」でZINE文化の現在地にぜひ触れてみてほしい。
入場無料・事前予約不要。
- 名称: Hand Saw Press 夏のZINE祭り 2025
- 会期:2025年7月10日(木) - 2025年7月15日(火)
- 時間:
8/COURT 平日14:00-21:00、土日11:00-20:00
8/CUBE 平日11:00-21:00、土日11:00-20:00 - 会場:渋谷ヒカリエ8/COURT、8/CUBE
- 料金:入場無料
- 申込:不要
- 主催:Hand Saw Press