SHIBUYA × EVENT
2025-03-10
「私」からはじまる課題解決 セミパブリックを探るトークセッション
KOEL×KESIKIのトークセッション
少子高齢化や人口減少が進む中、公共サービスの持続が難しくなっている。そんな社会課題に対し、行政だけでなく事業者も関与する「セミパブリック」という新たな概念が注目されている。この考え方を深掘りするトークイベント「6つのインタビューから見えたセミパブリック——『私』からはじめる課題解決」が2025年3月10日(月)、渋谷ヒカリエ8階 COURTで開催される。
セミパブリックとは、民間事業者が行政と協力しながら公共的な課題解決に取り組む領域を指す。NTTコミュニケーションズのデザイン組織「KOEL Design Studio」は、この領域において積極的に活動を展開しており、2024年にはデザインコンサルティングファーム「KESIKI」と共に、先進事例を探る『セミパブリック・インタビュー』をスタートさせている。
このイベントでは、KOEL Design StudioとKESIKIのメンバーが登壇し、今までに実施した6つの「セミパブリック・インタビュー」の取材から得られた知見を共有する。インタビューは、エネルギー、リサイクル、交通、教育、認知症ケア、廃棄物管理といった多様な分野での実践者たちの取り組みを紹介している。今回のイベントでは、これらの事例をもとに、公共課題の解決に向けた具体的なアプローチとセミパブリックの可能性を議論していく。
登壇者は、KESIKI代表取締役CDOの石川俊祐氏、多摩美術大学リベラルアーツセンター教授の中村寛さん、多摩美術大学教授でデザイン人類学者の中村寛氏、NTTコミュニケーションズのKOEL Design Studio Head of Experience Designである田中友美子氏ら、各分野の専門家が名を連ねる。
「セミパブリック」の実践で鍵となるのは、公共性と経済性の両立である。イベントでは、課題の当事者だけでなく、サービス提供者を巻き込む仕組み民間・行政・アカデミアの多様な視点を掛け合わせるアプローチ。トップダウンではなく、自律的・持続的な課題解決の手法といったテーマが議論される。
社会課題が複雑化する今、多様な立場の人々が共創することで、持続可能な解決策を見出すことが求められている。このイベントは、セミパブリックという新たな視点を通じて、その可能性を探る場となることだろう。
- 名称:6つのインタビューから見えたセミパブリック——『私』からはじめる課題解決
- 日時:2025年3月10日(月)18:00〜21:00
- 会場:渋谷ヒカリエ8階 COURT
- 料金:無料(要事前申込)
- 申込:https://semipublic-interviews.peatix.com
- 主催:NTTコミュニケーションズ KOEL Design Studio / KESIKI