SHIBUYA × EVENT
2025-01-22
「ストリートアートの進化と革命」展開催 渋谷に国内外49名アーティスト約100作品が集結
バンクシーを中心にシーンの軌跡を紹介
2025-01-07
国内外のストリートアートを一堂に集めた大規模な展覧会「ストリートアートの進化と革命展 – Street Art (R)Evolution –」が1月22日~3月23日まで、渋谷ストリームホールで開催。バンクシーをはじめ、ストリートアートの歴史を彩る49名のアーティストによる約100点の作品が展示される。
ストリートアートの歴史と進化を紐解く
ストリートアートは1960年代後半、ニューヨークの若者たちが地下鉄やビルの壁に描いたグラフィティが起源とされる。当初は破壊行為とみなされていたが、現在では都市景観を彩る合法的な表現として評価され、公共空間で人々にメッセージを届ける重要な文化的役割を担っている。本展では、ストリートアートの創成期から現代に至るまでの技法的な進化や、社会的な影響力を紹介する。
バンクシーを中心にシーンの軌跡を紹介
展示の中心には、匿名のアーティストとして世界的に注目されるバンクシーの作品が据えられる。代表作「Flying Copper」(2004年)や「Choose your weapon」(2010年)をはじめ、彼の独自の視点が社会に与えた影響に焦点を当てる。また、キース・へリングやジャン・ミシェル・バスキアといった草創期のアーティスト、さらに世界で活躍する現代の日本人アーティストの作品も展示される。
日本からアーティスト・日比野克彦氏が出展する。今回の出展では昨年、麻布台ヒルズで発表した「脳はダマせても⇄身体はダマせない#01」(日比野克彦/2024年制作)を展示。VRゴーグルを装着した日比野氏がギャラリー空間にライブペインティングを行い、観客はモニターを通じ仮想空間に描かれた作品を楽しむという実験的な試み。そのほか、AITO KITAZAKI、CHOB-ONE、JIKKENRAT、Roamcouch、SUIKOの日本人ストリートアーティスト 5名が出展を予定する。
渋谷の街に広がるストリートアート
展覧会期間中、イタリア出身のアーティストRAUL(ラウル)が渋谷の街中でインスタレーションを制作する予定だ。ストリートアートの聖地である渋谷で新たな作品の誕生を目撃できる貴重な機会となる。詳細は公式サイトで発表される。
同展は、2024年9月~11月に愛媛県美術館で開催された「BANKSY & STREET ART (R)EVOLUTION」展を基に作品を追加したもので、展覧会終了後はヨーロッパを巡回する予定だ。
- 名称:展覧会「ストリートアートの進化と革命展 – Street Art (R)Evolution –」
- 会場:渋谷ストリームホール
- 日時:2025年1月22日~3月23日10:00-19:00(最終入場 18:30)
※会期中無休 - 料金:前売券=一般2,200円、当日券=一般2,400円
- 公式:https://street-art-revolution.jp/