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SHIBUYA × EVENT

市民参加型フェス「渋谷ズンチャカ」 誰もが主役の「音楽解放区」、渋谷のまち全体で開催
渋谷センター街、宮下公園、キャットストリートなど渋谷のまち全体

2025-06-08

市民参加型フェス「渋谷ズンチャカ」 誰もが主役の「音楽解放区」、渋谷のまち全体で開催

一般公募で選ばれた116組のアーティストがライブ

市民音楽祭「第11回 渋谷ズンチャカ!」が2025年6月8日(日)、渋谷センター街や宮下公園、キャットストリート、Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)など、渋谷のまち全体で開催される。

2015年に始まった同音楽祭は、音楽やファッションなど多様な文化が交錯する都市・渋谷の空間を活かしたステージ構成と、市民ボランティアの手による手作りのフェスティバルとして定着してきた。「1日だけの音楽解放区」をキャッチフレーズに、誰もが自由に音楽を楽しみ、つながることのできるイベントとして、今年で11回目を迎える。

今回は一般公募で選ばれた116組のアーティストが、渋谷の12ヵ所に設けられた「まちなかステージ」に出演する。メインステージをあえて設けず、街の各所で自然に音があふれるステージ構成で、渋谷のまちそのものが音楽の舞台へと変貌する。センター街入口や宮下公園、宇田川交番前、原宿方面のキャットストリートなど、日常の風景が音楽によって一変する光景が楽しめる。

注目すべきは、演奏にとどまらない多彩な企画。音楽に詳しくない人でも気軽に参加できる体験型のワークショップが多数用意されている。たとえば、キャットストリートでは「音楽のほんだな」と題し、本を開くように楽曲を選び、新たな音楽と出会えるコンテンツを展開する。宮下公園では、レコード、カセットなどで音楽体験を楽しむ「音の聴き比べ」や、質問に答えて自分の音楽タイプを見つける「音楽診断」など、ユニークなプログラムが来場者を迎える。

さらにアイルランドに留学中のメンバーが現地のアーティストを招き、ケルト音楽を中継する企画も予定。国境を越えた音楽交流は、渋谷という都市の文化的可能性をより一層広げる試みとなりそうだ。

恒例となるイベントの締めくくりは、17時より宮下公園・芝生ひろばで開催される「フィナーレだよ!全員集合!!」。楽器を演奏できなくても、歌やダンスが得意でなくても誰でも参加ができる大合奏大会だ。参加者全員が思い思いのスタイルで音楽を楽しみ、渋谷の空の下に広がる一体感を味わうことができるフィナーレとなる。

「ちがいを ちからに 変える街。」を掲げる渋谷区が後援する同イベントは、都市再開発が進行中の渋谷における「いま」と「これから」を象徴する市民文化の実験場ともいえる。個性と多様性を尊重しながら、音楽という共通言語で「まち」と「人」をつなげる祭典として、見逃すことのできない一日となるだろう。

開催時間は11時から18時まで。

開催概要
  • 名称:第11回 渋谷ズンチャカ!
  • 会場:ハチ公前広場、渋谷センター街、宮下公園、キャットストリート、Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ) ほか
  • 会期:2025年6月8日 (日) 11:00〜18:00(小雨決行、荒天中止)
  • 主催:渋谷ズンチャカ実行委員会
  • 共催:渋谷区
  • 後援:一般財団法人 渋谷区観光協会
  • 企画:チーム・ズンチャカ!(市民ボランティア)
  • 公式: http://shibuya-zunchaka.com/