SHIBUYA × EVENT
閉店まで30日に迫った西武渋谷店が9月1日、長年のライバルである東急百貨店とのコラボレーション企画を始めた。渋谷を舞台に競い合ってきた両社が、西武渋谷店の58年の歴史を締めくくるに当たり、「ともに渋谷をつくってきた仲間」として感謝と敬意を伝え合う。

閉店まで30日間のカウントダウンが始まった(2026年9月1日撮影 )
西武渋谷店は1968(昭和43)年に開業。渋谷では東急百貨店を中心とする東急グループがすでに商業や交通など幅広く事業を展開しており、西武の進出以降、両陣営は街を舞台にファッションや文化、エンターテインメントなどさまざまな分野で競争を繰り広げた。

西武側では旧セゾングループがパルコなどとともに若者文化やアート、音楽などを発信。東急側も百貨店や商業施設を通じて街のにぎわいをつくり、それぞれ異なる個性を打ち出しながら渋谷の発展を支えてきた。
その後、バブル崩壊やセゾングループの再編、渋谷駅周辺の大規模再開発などを背景に、街の商業地図は変化。東急百貨店東横店は2020年、東急百貨店本店は2023年に営業を終えた。西武渋谷店も今年9月末で営業を終了し、58年の歴史に幕を下ろす。

「感謝を、西武渋谷店に。東急百貨店に、エールを。」のキービジュアル
今回の企画では、かつて切磋琢磨した両社を「ライバル」ではなく、「ファッション、カルチャー、エンターテインメントをともに発信し、渋谷をつくってきた仲間」と位置付ける。両社の思いを込めたキービジュアルを制作し、西武渋谷店をはじめ、渋谷 東急フードショー、渋谷ヒカリエ内「ShinQs by TOKYU DEPARTMENT STORE」、東急フードショーエッジ 渋谷スクランブルスクエア店、渋谷地下街などでポスターやデジタルサイネージを掲出。各店の公式SNSでも発信する。

「渋谷駅ビッグサイネージ」で、西武渋谷店の閉店を告知する広告を表示
9月20日~23日には、対象施設の売り場で2,200円以上購入した人を対象に、先着5800人へ「オリジナル折りたたみうちわ」を進呈する。対象は西武渋谷店A・B館各階の対象売り場、渋谷ヒカリエ内ShinQsの地下1階~5階(一部を除く)、渋谷スクランブルスクエア内「+Q(プラスク) ビューティー」「+Q グッズ」、SHIBUYA109渋谷店内「Dress Table by ShinQs ビューティー パレット」。
9月1日~13日には、西武渋谷店と東急百貨店の公式Xを使ったキャンペーンも展開。両アカウントをフォローし、対象投稿をリポストした人の中から抽選で10人に、両社がお薦めするスイーツの詰め合わせを進呈する。
9月4日18時からは、コミュニティーFM「渋谷のラジオ」で特別番組「ありがとう西武渋谷店!東急百貨店と最初で最後のコラボスペシャル」を放送する。放送は18時55分まで。

半世紀以上にわたり、時に競い合いながら渋谷の商業とカルチャーを形づくってきた西武と東急。西武渋谷店の閉店を目前に実現する「最初で最後」のコラボレーションを通じ、互いへの感謝とともに、渋谷の未来に向けたエールを送る。
開催は9月30日まで。



