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渋谷のカレーおすすめ5選! 渋谷在勤・かごさんが厳選するお店を紹介
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渋谷のカレーおすすめ5選! 渋谷在勤・かごさんが厳選するお店を紹介

渋谷にある大手企業に勤めるかごさんは、日々のランチタイムに渋谷の飲食店を10年以上も食べ歩き続け、その数なんと2000店を超える「渋谷一のランチナビゲーター」です。そんなかごさんが、毎回テーマに沿ったおすすめのお店を紹介。グルメ口コミサイトとは一味も二味も違うお店をこっそり教えます。

プロフィール

かごさん

渋谷一のランチナビゲーター

普段は渋谷の大手企業に勤務。2012年頃からランチ食べ歩き&ブログやSNSで発信する活動を開始。今や渋谷だけに留まらず、東京全域をはじめ全国の飲食店も訪問。

今回のテーマ:「カレー」

多様な食文化が行き交い、ランチの選択肢も豊富な渋谷。中でもカレーは、気軽に食べられる身近なメニューとして親しまれ、エリア内には専門店をはじめ、カレーを提供するお店は100店以上あると言われています。

ひと口にカレーといっても、昔ながらの日本式カレーから、スパイスカレー、スープカレー、インド系、野菜を主役にした一皿など、そのスタイルは店ごとに個性もさまざま。「今日は日本式」「明日はスパイス」「その次はスープカレー」「ランチ限定の間借りカレー」と、カレーだけでも日替わりで異なる味を楽しめるのが、渋谷のランチの面白さといえるでしょう。

今回は「カレー」をテーマに、かごさんが実際に足を運んだ中から、渋谷らしい個性が光る5店を紹介します。なお、渋谷のカレーを語る上で外せない老舗「ムルギー」は、“殿堂入り”として、あえて5選から外しました。番外編では、ジュースバーが手がけるユニークなカレーも取り上げます。

かごさんが厳選するカレー5店舗

昔ながらの欧風カレーで知られる人気店/カイラス

JR渋谷駅から徒歩約7分。渋谷マークシティを抜け、道玄坂方面へ進んだ先のビル1階に店を構えます。昼時には行列ができることも多く、赤い屋根の外観が目印です。

<店舗情報>
店名:カリー カイラス
住所:渋谷区道玄坂1-19-1 渋谷道玄坂商店街振興組合ビル1F
30年以上、道玄坂で親しまれてきた一軒。欧風カレーのうまみとスパイス感を合わせた昔ながらの一皿を提供します。ビーフ、チキン、ポーク、カツなどを用意し、近隣で働く人やカレー好きが訪れる人気店として知られています。

画像=かごさんinstagramより

かごさんのおすすめポイント!

おすすめは「カツカレー」。低温でじっくり揚げるカツは、サクサクした衣とアツアツの仕上がりが印象的。スプーンを軽く入れるだけで切れるほどやわらかく、トッピングの域を超えた存在感があります。

カレーは、欧風らしいうまみを感じる複雑な味わい。スパイスもしっかり効いており、じわりと辛さが広がる加減も絶妙です。種類ごとに分けて仕込むほどのこだわりがあり、カツとの一体感も抜群。渋谷のカレーを語る上で外せない、地域に愛される一皿です。

野菜と豆が主役のスパイスカレー/ハブモアカレー

JR渋谷駅から徒歩約10分。代官山駅からも徒歩約10分、渋谷と代官山の間にある猿楽町エリアにあります。青い扉と窓枠、差し色の赤いラインが印象的な外観で、洗練された雰囲気が漂います。

<店舗情報>
店名:代官山 ハブモアカレー(Have More Curry)
住所:渋谷区猿楽町2-13 F93 Daikanyama1F
豊島区要町(かなめちょう)での間借り営業を経て、2015年に表参道で実店舗を開き、2021年に現在の猿楽町の店舗へ移転オープン。テーマは「野菜をスパイスで食べる」。豆や季節の野菜を使ったカレーを中心に、スパイスの香りと素材の味を生かしたメニューを提供します。見た目の華やかさに加え、実直な味づくりが魅力の一軒です。

画像=かごさんinstagramより

かごさんのおすすめポイント!

訪問時は、「野菜カレーと豆カレーセット」に「ココナツグレービー」を追加で注文。豆を使ったダルカレーは、素朴な甘さとうまみが印象的で、辛さよりもやさしい味わいが前に出ます。

野菜カレーは、この日はナスをたっぷり使った一皿。スパイス感がありながらもさっぱりとしており、ココナツグレービーは根菜の食感とマイルドな風味が楽しめます。それぞれに個性がありながら、3種類を合わせてもバランスが崩れないのが見事。ターメリックライスやピクルスとの相性も良く、野菜を中心にしながらしっかりとした満足感があります。

酸味とスパイス光る豚肉カレー/ポークビンダルー食べる副大統領

JR渋谷駅から徒歩約12分。宇田川を暗渠化した宇田川通りのビル2階に店を構えます。通り沿いに出された黒い立て看板を目印に、階段を上がった先にあります。

<店舗情報>
店名:ポークビンダルー食べる副大統領
住所:渋谷区宇田川町41-26 パピエビル2F
2019年にオープン。インド・ゴア地方にルーツを持つ、酸味とスパイス感が特徴の豚肉カレー「ポークビンダルー」を専門に提供します。メニューは「ポークビンダルー」のみで、カウンターだけの小さな店ながら、カレー好きが訪れる人気店として知られています。

画像=かごさんinstagramより

かごさんのおすすめポイント!

メニューは「ポークビンダルー」のみ。一つに絞られているため、入店後、席に着くとほどなく料理が運ばれてきます。仕事の合間にさっと食べたい時にも利用しやすいテンポの良さがあります。インドカレーでは珍しい豚肉を使った一皿で、はっきりとした酸味が特徴。そこにスパイスの刺激とうまみが重なります。

カウンターには、半熟玉子、パパド、4種類の調味料が用意され、好みに合わせてアレンジできます。加えるものや量によって味わいが少しずつ変化し、最後まで飽きずに楽しめるのも魅力。食べ終えた後には、体の内側から温まるような感覚もあり、久しぶりに食べてもまたすぐ食べたくなります。

自社農園野菜の土鍋スープカレー/幕末カリー

JR渋谷駅から徒歩約8分。Bunkamuraから山手通り方面に向かう松涛文化村ストリートのビル1階にあります。店先に掛かる、白地に黒いロゴ入りの大きなのれんが目印です。

<店舗情報>
店名:幕末カリー
住所:渋谷区松濤1-28-11 Pigeon高田ビル1F
2025年10月にオープンしたスープカレー専門店。自社農園の野菜を使い、土鍋で仕上げるスープカレーを提供します。野菜を主役にした一皿で、植物性の食材をベースにした軽やかな食べ応えが特徴です。

画像=かごさんinstagramより

かごさんのおすすめポイント!

おすすめは「スープカレー 幕末」。辛さは好みに合わせて選べます。直火にかけた土鍋で提供されるため、運ばれてきた時のグツグツ感が印象的です。

このときはブロッコリー、レンコン、ズッキーニ、舞茸、オクラ、ナス、ニンジン、ジャガイモ、ゴボウなど、素揚げを中心にした野菜がたっぷり。どの野菜もしっかり味が感じられ、食べ応えも十分です。スパイスの効き方も心地よく、肉類が入っていなくても満足感のある一皿。ライムを絞ったご飯との相性も良く、おかわりできるのもうれしいポイントです。

昭和なスナックで味わう薬膳カレー/スナックつむぎ

渋谷マークシティ1階の「DAISO(ダイソー)」からは徒歩約1分。ラーメン店「博多天神 渋谷南口店」に向かう途中、右手のビル地下1階に店を構えます。営業中は、ピンクのロゴ入りのぼりと店頭の黒い立て看板が目印です。

<店舗情報>
店名:スナックつむぎ
住所:渋谷区道玄坂1-6-2 渋谷ファイブビルB1F
2024年にオープン。昼は薬膳カリー、夜はスナックとして営業します。運営は、保育園などを手がける「どろんこ会グループ」。南魚沼産の米や自家焙煎コーヒーなども取り入れた異色の一軒です。

画像=かごさんinstagramより

かごさんのおすすめポイント!

注文したのは「2種あい盛り」。一つは、鶏肉と季節野菜の薬膳カリー。生姜、にんにく、9種類のスパイスを使ったやさしい味わいで、鶏肉もたっぷり入っています。香ばしい焼き野菜もアクセントになっています。

もう一つは薬膳ポークビンダルー。中国黒酢でマリネした豚肉を使っているそうで、マイルドな酸味とほどよい辛さが楽しめます。ご飯は南魚沼で減農薬栽培された米を使っており、カレーとの相性も抜群。食後には自家焙煎コーヒーも付き、レトロなスナックの空間と本格的なカレーの組み合わせがおもしろい一軒です。

以上、渋谷のカレー5店をご紹介しました。いずれも個性の異なる店ですが、渋谷のカレーの奥行きは、まだまだそれだけでは語りきれません。最後に「番外編」として、カレー専門店ではないものの、ぜひ紹介しておきたい一皿を取り上げます。ジュースバーが手がける、渋谷らしい自由な発想から生まれたカレーです。

【番外編】コールドプレスと楽しむ牛すじカレー/繊維屋 FIBER FIBER

JR渋谷駅から明治通りを恵比寿方面へ徒歩約13分。東交番交差点を左折し、少し進んだ右手のビル1階にあります。ガラス張りの外観と、店頭に並ぶ植物が目印です。

<店舗情報>
店名:繊維屋 FIBER FIBER
住所:渋谷区東2-1-11 TDSビル1F
2022年にオープン。コールドプレスジュースとスムージーを提供するジュースバーです。店名の通り「繊維」をテーマに掲げ、野菜を使ったドリンクのほか、ランチメニューとしてカレーも用意。ジュースバーでありながら、しっかり食べられるカレーを楽しめるのが特徴です。

画像=かごさんinstagramより

かごさんのおすすめポイント!

訪問時、「黒毛和牛牛すじカレー」と、コールドプレスジュースの「エバーグリーン」を注文。エバーグリーンは、ケール、小松菜、キャベツ、ミント、ライムを使った一杯で、注文後に作るため、フレッシュでハードだけど意外にも飲みやすい味わいを楽しめます。

カレーはスパイスがしっかり効いており、牛すじのうまみも感じられる食べ応えのある仕上がり。味の染みた味玉も加わり、ジュースバーのカレーというイメージを良い意味で裏切ります。コールドプレスで搾った後に残る野菜や果物の繊維質も使っているそう。植物繊維が脂の吸収をおさえ、ヘルシーさと満足感を両立した一皿です。

カレーのまとめ

今回紹介したのは、日本式カレー、野菜を主役にしたスパイスカレー、ポークビンダルー、土鍋スープカレー、薬膳カレー、そしてジュースバーが手がけるカレー。味も店の成り立ちも異なりますが、独自の発想でカレーを表現しているところに、渋谷らしさが感じられます。

渋谷のカレーの特徴は、店の多さに加え、営業形態やジャンルの幅広さ、料理としての自由度の高さにあります。チェーン店や個人店だけでなく、昼夜で異なる顔を持つ店もあり、日本式カレー、スパイスカレー、スープカレー、インド系、野菜を主役にした一皿など、選択肢も実に多彩です。

「カレーはこうあるべき」という枠に収まらず、それぞれの店の解釈によって進化し、広がり続けていること。それこそが、渋谷のカレーのおもしろさといえます。気になる一皿を見つけたら、まずはスプーンを手に取ってみてください。カレーを入り口に街を巡れば、いつもの渋谷が、少し奥行きのある場所に見えてくるかもしれません。

取材・執筆

小山田滝音

2014年からライター・編集活動開始。“グルメ系”や“街モノ系”の取材および執筆を中心に活動し、港区・赤坂、六本木、虎ノ門などの地元ニュースやフリーペーパーなどを手がける。最近では渋谷や田町にも足を伸ばす。実際に足を運ばないと見つけられないネタやニュースを日々探す。好きな食べものはカツ丼。