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渋谷ジェンダー映画祭14日午前の部「カラーパープル」
渋谷インクルーシブシティセンター アイリス

2024-12-14

渋谷ジェンダー映画祭14日午前の部「カラーパープル」

2024年度のテーマ:「関わること、対話すること、聴(ゆる)すこと」

情報元:ピーティックス ( Peatix )

渋谷ジェンダー映画祭 14日午前の部 上映作品
「カラーパープル」

■ストーリー
優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す…。

映画『カラーパープル』公式サイト
製作総指揮:オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、スコット・サンダース、クインシー・ジョーンズ
監督:ブリッツ・バザウレ
原作:アリス・ウォーカー
141分/アメリカ/英語/2023年

■日 時
12/14(土)
09:30 開場
10:00~12:25 映画上映
12:25~12:35 休憩
12:35~13:20 トークセッション

■会 場
渋谷インクルーシブシティセンター アイリス
東京都渋谷区桜丘町23-21渋谷区文化総合センター大和田8階

■Talk Session
「決して屈しない―私たちのシスターフッド物語―」

柚木麻子氏
1981年東京都生まれ。立教大学卒業後、2008年にオール讀物新人賞を受賞。10年『終点のあの子』でデビュー。
15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞、16年同作で高校生直木賞受賞。近著に『オール・ノット』『あいにくあんたのためじゃない』がある。(写真:©古本麻由未)

アーヤ藍氏
慶応義塾大学卒。在学中に訪れたシリアが帰国直後に内戦状態になったことをきっかけに、社会問題をテーマにした映画の配給宣伝を行うユナイテッドピープル株式会社に入社。同社取締役副社長を務める。2018年より独立し、映画イベントの企画運営や記事執筆等に携わる。大丸有SDGs映画祭のアンバサダー。著書に『世界を配給する人々』(春眠舎)。

■この映画を選んだ想い
アリス・ウォーカーの小説を原作にスティーヴン・スピルバーグが「カラーパープル」を映画化したのが1985年。家庭内暴力、性的虐待、貧困、人種差別、そして性差別という過酷な問題が詰まった物語ということもあり、公開前のメディアの評価は芳しくありませんでしたが、口コミで評判となり5カ月以上も上映されるロングランヒットを記録しました。そして2023年、不屈のシスターフッドの精神を、大胆な解釈と、パワフルかつ美しい音楽で表現したミュージカル版として新たに制作されたのがこの作品です。

映画の舞台となる1900年代初頭は、今回のTALK SESSIONのゲスト、柚木麻子さんが書かれた「らんたん」の中で描かれた河合道さんや一色ゆりさん、津田梅子さんなどが活躍したのと同じ時代です。アメリカと日本、場所はちがっていても男性と比べ様々な権利が制限され、暴力にさらされ、自由を剥奪された当時の女性たちが、それに疑問を持ち、立ち上がり、自らの尊厳と未来のために闘った歴史が、現代に生きる私たちの選択肢と可能性を広げてくれました。

これまでのメディアでは「女性の敵は女性」として、女性たちが様々な“ちがい”を原因に争う姿が面白おかしく描かれてきました。しかし近年女性の描かれ方が変化してきました。この映画もその一つです。一見敵対しそうな状況にいる女性たちが助け合い、それぞれの役割を超えて助け合い、高めあう姿は私たちを強くエンパワメントしてくれます。映画を通して、これからのシスターフッドを考えます。

「渋谷ジェンダー映画祭」とは
2022年に渋谷区で始まったちいさな、ちいさな映画祭。ジェンダーの視点を切り口に、映画を通して身近なところで起こっている社会課題や人権の問題を考えます。そして映画の後は、対話の時間。小さいからこその安心感の中、それぞれの感想や思いを持ち寄り、さらに映画の世界を深めます。他人事を自分事へ、その一歩を目指す仲間と出会える映画祭です。(写真は昨年度の様子です。)

2024年度のテーマ:「関わること、対話すること、聴(ゆる)すこと」
世界で、身近なところで暴力が増えています。世界各地で起こっている紛争の数は50を超え、多くの人が突然命を奪われ、傷つき、家を追われ、大切な人を亡くしています。世界の3人に1人は自分の周りに暴力や犯罪が増えたと不安を感じています。日本を見てみるとDVや児童虐待の相談件数は、毎年過去最多の更新が続いており、助けを必要としている人に十分な支援が行き届かないことが深刻な問題となっています。

“聴す”は“ゆるす”と読みます。相手に真摯に耳を傾けることは相手を受け入れること、つまり“ゆるす”ことだからだそうです。多様化し、複雑化していく社会の中で、理解しがたいことや、相容れない人、ちがいを持つ人を排除したり、暴力で問題を解決しようとしたりする流れもあります。けれど、誰もがその人らしい人生を歩んでいける社会を作っていくためにも、暴力は決して許されるものではありません。暴力が生まれない関りを、暴力の代わりになる対話を、そして聴しについて5本の映画と共に考えていきます。

■個人情報の取り扱いについて
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4. 個人情報の取り扱いおよび個人情報保護に関する取り組みに関する苦情および相談窓口を設置し、対応いたします。
5. 個人情報保護法に則った取り組みは、継続的に見直し、改善していきます。
6. お問い合わせ窓口

本イベントに関するお問い合わせは,下記の窓口までお願いいたします。
渋谷インクルーシブシティーセンター〈アイリス〉
東京都渋谷区桜丘町23−21 渋谷区文化総合センター大和田8F
☎03-3464-3395

主催:渋谷区

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