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2026年6月、4年に一度のサッカーの祭典「2026 FIFAワールドカップ」が、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催で開幕。今大会の日本代表は「史上最強」とも評されており、ベスト8以上への期待が高まっている。
15日に行われたグループリーグ初戦では、世界ランキング8位の強豪オランダと対戦。先制を許しながらも2度追い付く粘り強い戦いを見せ、貴重な勝ち点1を獲得した。
日本時間早朝のキックオフだったオランダ戦に対し、第2戦のチュニジア戦は21日午後1時キックオフ。応援しやすい時間帯とあって、渋谷の大型商業施設やライブハウス、スポーツバーなどではライブビューイングが開催され、多くのサポーターでにぎわった。
今回は、決勝ラウンド進出へ向けた重要な一戦となったチュニジア戦のライブビューイングの様子をレポートする。
渋谷ヒカリエからメキシコへ向けて応援
前日までの雨も上がり、キックオフ数時間前から渋谷駅周辺には日本代表のユニフォームやタオルマフラーを身に着けたサポーターが続々と集まった。日曜日の午後1時キックオフとなったチュニジア戦は、日本のファンにとって絶好の観戦時間帯。渋谷駅周辺でも複数の会場でオフィシャルのライブビューイングが行われた。
中でも駅から最も近い会場の一つとなったのが、渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールだ。

渋谷ヒカリエで開催されたLenovo(レノボ)主催のライブビューイング


ライブビューイング会場のほか、PKゲーム(左) Lenovo製品体験(右)なども設営され、来場者が楽しめるアトラクションも充実

応援しながら食べられるフードを提供するコーナーも
FIFAワールドカップのオフィシャル・テクノロジー・パートナーであるLenovo(レノボ)が主催した同イベントでは、大型ビジョンによる試合観戦に加え、最新AI PCの体験コーナーやシュートゲームなどが展開された。


左=日本代表に向けた応戦メッセージコーナー 右=参加者が書き込んだ応援メッセージがディスプレーに表示
会場には、日本代表のユニフォームを着たサッカーファンや家族連れなど、約500人が集結。来場者はゲームを楽しんだり、応援メッセージコーナーで日本代表への期待やエールを書き込むなどしながら、キックオフを待った。

試合開始が近づくにつれ会場の熱気は高まり、日本代表の選手たちがピッチに入場する映像が映し出されると、大きな歓声と拍手が沸き起こった。
ゴールラッシュに沸く! 決勝進出へ高まる期待
前半4分、中村敬斗選手の折り返しを鎌田大地選手がノールックのヒールキックで決め、日本が幸先よく先制。会場からは大歓声が上がり、多くの観客が立ち上がって喜びを爆発させた。

前半早々に先制点が入り、一気に盛り上がるサポーター
その後も日本が主導権を握り、前半31分には上田綺世選手が豪快なミドルシュートを決めて追加点。サポーター同士がスティックバルーンを打ち鳴らし、ハイタッチが自然発生するなど、会場の一体感は最高潮に達した。
一方、チュニジアは守備を固めながら反撃の機会をうかがったが、日本は終始安定した試合運びを見せ、会場のファンも安心して試合を見守った。

2点リードで迎えた後半も日本の勢いは衰えなかった。後半24分には、上田選手のダイレクトパスを経由して伊東純也選手がドリブルで抜け出し、ゴールキーパーとの1対1を冷静に制して3点目を奪取。さらに38分には佐野海舟選手のクロスに上田選手がヘッドで合わせて4点目を決め、日本はチュニジアを4―0で下した。会場からは日本代表の快勝をたたえる大きな拍手が送られた。
ライブビューイングにゲスト出演したGAN(岩田剛典)さんは、「最高ですよ。圧勝と言っていいのではないでしょうか。改めて日本は強いと思いました」とコメント。「2点目の上田選手のシュートは、自信を持って振り抜いていて完璧だった」とベストシーンを振り返った。

ライブビューイングにゲスト出演したGAN(岩田剛典)さん
さらに元日本代表の遠藤保仁さんは「安心して見ていられた。6点くらい取ってほしかったですけどね(笑)」と笑顔を見せ、「ベストシーンは全部です。ゴールキーパーが活躍する場面がほとんどないほど完璧な試合だった」と語った。

ライブビューイングにゲスト出演した遠藤保仁さん
この勝利で日本代表は勝ち点を4に伸ばし、決勝ラウンド進出へ大きく前進。中4日で迎えるスウェーデン戦にも、大きな期待が寄せられている。
日韓W杯以来続く“祝祭の風景”
試合終了のホイッスルが鳴ると同時に、渋谷駅前のハチ公広場や渋谷スクランブル交差点周辺でも、集まっていたサポーターから大きな拍手と歓声が沸き起こった。

試合終了とともに、歓声を上げて交差点に駆け出すサポーターたち
さらに試合終了から10分ほどが過ぎると、大型商業施設やスポーツバーなどで観戦していた人々が次々と駅前へ移動。各所に分散していたサポーターたちは自然と渋谷スクランブル交差点へ集まり始めた。

信号が青に変わるたびに、ユニフォーム姿のサポーターが国旗を掲げたり、日本代表の勝利をたたえる「ニッポン!」コールのチャントを響かせたりするなど、喜びを分かち合う光景が広がった。
2002年の日韓W杯以降、渋谷スクランブル交差点は「サポーターが集まる場所」として広く認識されるようになった。W杯のたびに繰り返される、この“祝祭の風景”は今や渋谷の風物詩の一つとなっている。

斜め横断など、歩行者の無秩序な通行を禁止する
一方で、警察による警備や交通整理も年々洗練されている。周辺でのトラブル防止と円滑な交通確保のため、試合終了前から交差点では斜め横断を禁止する「直角通行」と、横断歩道内の「左側通行(一方通行)」を徹底。交差点内での滞留や、サポーター同士によるハイタッチやハグなどを抑制する対応が取られていた。

渋谷スクランブル交差点を上から見ると、交通規制の様子がよくわかる
サポーターがスクランブル交差点周辺に集まり始めると、「DJポリス」も出動。命令口調ではなく、若者たちに語りかけるような口調で交通ルールの順守を呼びかけ、現場の安全確保に努めていた。

日本代表の勝利を祝福する外国人観光客たち
また、渋谷にはサッカーファンだけでなく、多くの観光客や外国人の姿も見られた。日本代表の勝利をともに喜び、記念撮影を楽しむ姿も目立ち、街全体が祝福ムードに包まれた。
こうした光景にはさまざまな意見もあるが、歓喜に沸くサポーターたちの熱気は、4年に一度のワールドカップならではの光景となりつつある。日本代表の躍進を願う人々の声援が、渋谷の街に再び大きな歓声を響かせていた。








