「渋谷、ハレとケ」は、渋谷の日常と非日常を写真で切り撮るフォトギャラリー。今回のテーマは「灯る渋谷、冬夜の彩り」。冬の渋谷は、日常の喧騒を包み込むように輝くイルミネーションに彩られる。光が織りなす幻想的な景色と、街の素顔が交錯するこの季節だからこそ出会える瞬間がある。ハレとケが交差する渋谷の冬夜を切り撮ってみたい。

イルミネーションが煌めくハチ公前広場。スマホを片手に、それぞれの物語を抱えて待ち合わせのひとときを過ごす。

デジタルサイネージの鮮やかな光が、まるで街の記憶を映し出すように足元に煌めきを落とす。

代々木公園の「青の洞窟」。ケヤキ並木が一面青に染まり、まるで深海を歩いているかのような幻想的な世界へ。

帰る人、訪れる人、絶えず人々が行き交うアーバン・コア。日常と非日常が交差し、世界がふと切り替わる瞬間を宿す場所。

明かりが灯り、仕事帰りの人びとで賑わうのんべい横丁。

変貌を遂げる渋谷の街、光が織りなす未来への期待

フォトグラファー

Osamu Matsuba

1972年東京都出身、井の頭線沿線で育つ。日本広告写真家協会正会員　東急ハンズと文化村がお気に入り。これからの渋谷の移り変わりを写真で表現していきたいと思います。