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SHIBUYA × EVENT

渋谷アーカイブ写真展2026、街の記憶を写真180点と11人の「語り」でたどる
渋谷ヒカリエ 8/COURT

2026-11-10

渋谷アーカイブ写真展2026、街の記憶を写真180点と11人の「語り」でたどる

閉店した西武渋谷店の開業当時の写真も

渋谷の街並みの変遷や人々の記憶をたどる「渋谷アーカイブ写真展2026」が11月10日から23日までの14日間、渋谷ヒカリエ8階のイベントスペース「8/COURT」で開催される。

主催は、街の歴史や文化にまつわる記録を収集・保存し、未来へ継承する活動に取り組むコモンズ・アーカイブ・コレクティブ(CAC)。2021年の「渋谷公園通り写真展1977–1997」、2023年から続く「渋谷アーカイブ写真展」など、渋谷の街並みや文化の変遷を記録する写真展を開催してきた。昨年は「名づけられた渋谷の通り」をテーマに、道玄坂や公園通り、センター街など、約30カ所の通りを約170点の写真で紹介した。

昨年開催時の展示会場の風景

4年目となる今年のテーマは「渋谷の通りと、語られた記憶」。昨年に引き続き、通りの名前の由来や街並みの変遷を写真でたどるとともに、そこで暮らし、働き、文化を育んできた人々の「声」にも焦点を当てる。大正から平成にかけて撮影された約180点の写真に、個人の体験や記憶を重ね、写真だけでは見えてこない渋谷の歴史を浮かび上がらせる。

写真と11人の「語り」で振り返る渋谷の歴史

今年新たに加わるのが、渋谷にゆかりのある11人の証言を収録した「オーラルヒストリー(口述記録)」の展示。地元商店主やまちづくり関係者、1990年代のギャル文化を知る人、芸者、研究者など、多様な立場の人々が、自身の経験を通して渋谷の街や文化について語る。来場者は会場に設置された受話器から音声を聴くことができ、モニターには日本語と英語のテキストも表示される。

昨年の展示風景。各写真には解説とQRコードが添えられ、読み取るとGoogleストリートビューで現在の街並みを確認できる。再開発で大きく変わりゆく渋谷の過去と現在を見比べることができる

写真展示では、渋谷駅から約1キロ圏内に存在する約70カ所の「名前の付いた通り」のうち、30カ所を取り上げる。昨年の展示に新たな写真を加えた約180点が並び、今年9月30日に閉店した西武渋谷店の開業当時の写真なども紹介。各写真には撮影地点や年代、通りの歴史などの解説を添えるほか、二次元コードからGoogleストリートビューにアクセスし、かつての風景と現在の街並みを見比べることもできる。

昨年の展示風景。昨年、好評だった年表「SHIBUYA TIMELINE」の2.0。渋谷のまちの歴史や流行などを時系列で追うことができる

また、先史時代から現代までの渋谷の出来事を時系列で紹介する年表「SHIBUYA TIMELINE 2.0」も展示。渋谷の地形や川、道路の成り立ちから、鉄道の開通、街の発展に至るまで、長い時間軸で都市の変遷を振り返る。

失われた渋谷の風景を記録した『渋谷消失事典』も

会場では、CACが新たに刊行する書籍『渋谷消失事典』を先行販売する。同書は、およそ100年の間に渋谷から姿を消した商店や施設、地名、街の風景などを記録・集約したもの。12月の一般発売に先立ち、会場限定で販売する。

大規模な再開発が進む渋谷では、建物や道路、街並みが変わる一方、かつてそこにあった店や人々の営み、待ち合わせ場所などの記憶も失われつつある。CACは、写真や個人の証言など、公的な記録には残りにくい街の記憶を収集し、次世代へと継承することを目指している。

今回の展示では、過去の風景を懐かしむだけでなく、写真や人々の語りを通して渋谷の現在を見つめ直し、街の未来を考えるきっかけを提供する。

開催概要
  • 渋谷アーカイブ写真展2026──渋谷の通りと、語られた記憶/Streets and Voices
  • 会期:2026年11月10日(火)~23日(月・祝)
  • 時間:11:00~20:00(最終日は18:00まで)
  • 会場:渋谷ヒカリエ8階「8/COURT」
  • 料金:入場無料
  • 主催:Commons Archive Collective
  • 共催: 渋谷道玄坂商店街振興組合
  • 後援:渋谷区
  • 公式:詳しくはこちら

開催場所